日本ダービーは 「ドラマ馬券」で万馬券を狙え! 無敗の2冠馬が誕生か、史上4頭目の牝馬Vか...
――不安材料となりそうなものも見当たりません。 オオタケ 鞍上(あんじょう)の戸崎圭太(とさき・けいた)騎手は実績十分ですが、まだ日本ダービーは勝てておらず、2018年、19年には2年連続2着と涙をのんだこともあります。今年こそ、悲願のダービー初制覇を成し遂げてくれるんじゃないかって。 守永 ジャスティンミラノは非常に強い馬ですが、1番人気が確実なので、馬券的な妙味から▲評価に。私の対抗はコスモキュランダです。この馬はどれだけ好走しても、なぜか人気にならないんです。弥生賞を勝っているのに皐月賞は7番人気。しかも、勝ち馬とはタイム差なしの2着なのに、おそらく今回も人気にはならないはず。 ――確かに! 守永 皐月賞の末脚が鮮やかで、もう少し距離が長ければ差し切ってたんじゃないかなと思ったくらい。ならば、距離が400m延びる今回は絶好の狙い目だし、いつも人気にならない馬がひと泡吹かすドラマも見てみたいです。 オオタケ コスモキュランダは中山巧者だと思ってるんです。実際、高速馬場だった京都2歳Sでは8着に負けているし、未勝利戦を勝ち上がったのも重馬場の新潟です。なので、大雨が降って時計がかかる馬場になれば、とても買いたい馬。ただ当日は晴れてパンパンの馬場を想定しているので無印にしました。 ――そんなオオタケさんの対抗はアーバンシック。 オオタケ 速い上がりの脚を使えるのが魅力の馬です。2戦目の百日草特別は、ヨーイドンの競馬を上がり33秒2の脚を使って快勝。これならスローペースの東京の芝中距離は絶対に合うはず。逆に、中山は合わないと思っていましたが、皐月賞はアクシデントがあって後方からの競馬になったのにもかかわらず4着と大健闘。力のある証拠です。 ――中山は合わないと思っていたのに、想像以上に走ったところはジャスティンミラノと似てますね。 オオタケ そうなんですよ! さらに、鞍上の横山武史騎手は、3年前の日本ダービーでエフフォーリアに乗り、単勝1.7倍の1番人気に押されながらもハナ差の2着。ダービーにかける思いは、並々ならぬものがあるはずです。 守永 アーバンシックはまったく同意です。若干、スタートに課題が残るものの、上がりの脚は要注意ですね。 ――では、人気薄で面白そうな特注馬を教えてください。 オオタケ ビザンチンドリームです。新馬戦が圧巻の走りで、前に行った馬がそのまま上位に残るという"行った行った"の競馬を唯一、後方から差してきたのがこの馬。最後の直線では1頭だけ次元の違う脚色で、かのディープインパクトを彷彿(ほうふつ)とさせる衝撃でした。