マレーがウィンブルドン混合複出場へ 21歳ラドゥカヌとのペアで参戦<テニス>
ウィンブルドン
テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は3日、混合ダブルスにA・マレー(イギリス)がE・ラドゥカヌ(イギリス)とペアを組み出場することを発表した。 【西岡 良仁、ジョコビッチら ウィンブルドン組合せ】 現在シングルス世界ランク113位のマレーは2013年と2016年のウィンブルドン王者。今年は引退を示唆するなかで迎えた大会となった。 しかし、先月19日に行われたシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)2回戦を腰の負傷により途中棄権すると、その後同箇所の手術を敢行。手術から約10日間でウィンブルドンのシングルス初戦を迎えることとなっていたが試合前に棄権を表明していた。 シングルスを欠場したマレーだが兄のJ・マレー(イギリス)とともにワイルドカード(主催者推薦)でダブルスに出場する予定。1回戦ではR・ヒジカタ(オーストラリア)/ J・ピアース(オーストラリア)組と対戦することが決定している。 そして今回、混合複に出場することも決定し、2021年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)シングルスで優勝した21歳のラドゥカヌとペアを組み参戦することとなる。 ウィンブルドンの公式サイトはマレーのコメントを掲載しており「興奮している。土壇場で決まったので長い間考えていたわけではない。エマ(ラドゥカヌ)とプレーする機会を得られたのは素晴らしいことだよ」と語った。 「コロナ禍の年の時に少し話したことはあるけど、お互いにシングルスで好成績を収めていたので実現しなかった。これが最後のチャンスだった。いい試合になると思うよ。(混合)でプレーする機会があったときはいつも本当に楽しかった。ファンもいつも本当に楽しんでいると思う。私たちがプレーする試合はどれも素晴らしい雰囲気になるはずだよ」 ワイルドカード(主催者推薦)で出場するマレー/ラドゥカヌ組は混合ダブルス1回戦でM・アレバロ(エルサルバドル)/ ザン・シュアイ(中国)組と顔を合わせる予定。
tennis365.net