2位・横浜FCは“3度目の正直”ならず…栃木とドローで3戦未勝利、3位・長崎の勝利でJ1自動昇格は決まらず
[11.3 J2第37節 横浜FC 0-0 栃木 ニッパツ] J2リーグは3日に第37節を行った。横浜FCと栃木SCの対戦は0-0のドロー。他会場で3位V・ファーレン長崎が5位ジェフユナイテッド千葉に2-1で勝利したため、横浜FCのJ1昇格は最終節に持ち越しとなった。 勝てばJ1昇格という状況で2連敗を喫した横浜FCは先発5人を変更。MF室井彗佑は今季ホーム初スタメンとなった。栃木は前節・清水エスパルス戦で2017年以来のJ3降格が決定。清水に続いて目の前でJ1昇格を決められないためにも、先発3人を入れ替えて5試合ぶりの勝利を目指す。開幕前の2月に右膝前十字靭帯損傷で長期離脱していたDF福森健太は前節に途中出場で復帰し、今節で今季初先発となった。 前節に4失点を喫した横浜FCは、序盤から慎重な試合運び。他会場の結果次第でも昇格が決まる状況だが、ホーム最終戦で冷静に勝利を狙う。前半13分にはDFガブリエウから縦に浮き球パスが飛ぶと、PA内のFW櫻川ソロモンがダイレクトで合わせるもミートせずにゴール枠外へ。セットプレーからもチャンスを作るが、櫻川のフィニッシュは決まらない。 一方、栃木は最前線のFW矢野貴章がDFンドカ・ボニフェイスのマークに遭い、攻撃の起点を封じられる。大きなチャンスを作ることができないまま、前半は両者スコアレスで折り返した。 後半3分、横浜FCはFKのチャンス。DF福森晃斗の左足キックはゴール前にピンポイントで飛んでいくが、櫻川のヘディングシュートはゴール右外にわずかに外れた。栃木は同14分、MF石田凌太郎がPA手前でボールを奪い、そのまま左足シュート。低い弾道はわずかにゴール右外に逸れていった。 栃木は後半15分に2枚替え。石田とMF玄理吾を下げ、MF森俊貴とMF大森渚生が入る。横浜FCも23分に2枚替えを行い、MF中野嘉大と室井に代えて、FW村田透馬とFWジョアン・パウロが出場した。30分にはMFカプリーニが下がり、FW伊藤翔が投入される。栃木は31分に福森健とMF大島康樹を下げ、DF高嶋修也とFW山本桜大が入った。 終盤に栃木に攻め立てられるも、横浜FCはGK市川暉記の好セーブでピンチを切り抜ける。試合はそのまま終了し、0-0のスコアレスドローに終わった。 横浜FCはまたしても勝つことができず。また、他会場の3位・長崎が勝利したことで、J1昇格は最終節に持ち越しとなった。