【どうなる解散総選挙】衆院補選全敗でも「岸田おろし」が起きない理由とは!?(あの人は強い)
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年5月1日公開された動画ではゲストに情報法制研究所の山本一郎氏をお招きし、衆院補選の結果から見る今後の政局の動きについて語っていただきました。 自民敗北でも岸田おろしができない?!解散総選挙の可能性は?! 【このトピックのポイント】 ・自民敗北で、自民党内で箝口令か?! ・岸田おろし?!岸田氏は無敵?! ・茂木おろしはなぜ起きない?ポスト岸田の評価は?!
衆院解散の慎重論が強まる!
今回の衆議院補選では、1敗と不戦勝で自民党が全敗といえる結果でした。 この結果を踏まえると、岸田総理の選挙の顔としての役割に疑問符が付いた状況といえます。 現状について山本一郎氏は「方針について固まっていないのもあって、(自民党内で)箝口令が敷かれている感じ」とコメントしました。 MC鈴木邦和「党の箝口令とは別に、個人の行動原理で発信する人は、いないのですか?」 山本氏「発信力がある政治家には、その情報をおろさないようにしているように見える」 自民党は、通常7月に支給される支部政治資金を6月に前倒しをして、さらに200万円から500万円に増額したため、選挙が近いのではないか?と噂されています。 また、補選前は「側近の方が、『島根の補選の結果次第で総理のご決断あるかも』という話」や4月上旬に「渡辺恒雄さんの所に岸田文雄さんが行って、解散の是非について相談をしたという話」などが、山本氏の所にも聞こえてきました。 しかし、現在は山本氏を含め自民党に出入りしていたジャーナリストも「とにかく情報が取れなくなっている」状況であり、「僕らもよくわからないんですよ」と山本氏は語りました。
岸田総理は勝負師?!解散は総裁選の前?後?
MC鈴木「島根1区の負けをベースに全国の衆院選を考えた時には、どのくらいの勝敗になるという見立てはありますか?」 山本氏「極めて厳しい結果になる可能性は、やっぱり否定できない」 山本氏はその理由として「裏金議員に対して、公明党が支援しない」という判断をする可能性に言及。また「都市型選挙では、無党派層がどこに投票するかがとても重要」とし、「東京の30選挙区で自民党が28の立候補者を立てるとしたら、最悪2勝26敗という数字が出ている」と述べました。 そうなると、6月解散で、7月末か8月の総選挙は難しいという判断になるのでしょうか? 「本来はなるはずだ」と山本氏。しかし「岸田さんは勝負師」であり「岸田さん自身は、前回は解散しなくて失敗したと思っているはず」と推測。 「今回は、やらないで反省するよりは、やって後悔した方がいいと思っている可能性は僕は高いと思っている」と解説しました。