UBSとクレディSのスイス事業、7月1日までに合併も─幹部=現地紙
[チューリヒ 11日 ロイター] - スイスの金融大手UBSと同行が買収したクレディ・スイスのスイス事業の合併が早ければ7月1日にも完了する可能性がある。スイス紙ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥングが11日、UBSスイス事業トップの話として伝えた。 UBSは先に、両行のスイス事業の合併は第3・四半期に行うとの見通しを示していた。 UBSスイス事業を統括するサビーネ・ケラー・ブッセ氏はノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥングのインタビューで、合併計画は非常に順調に進んでいるとし、7月1日までに完了する可能性があると発言。2025年中にUBSのITシステムへの顧客の移行が始まると説明した。 ケラー・ブッセ氏は、親会社の合併によりスイス国内で3000人のレイオフが行われると改めて表明。 また、今後3年ほどで退任を迎えるUBSのエルモッティ最高経営責任者(CEO)の後任を希望するかとの質問には、「私は銀行業界で最も興味深い仕事をしており、常にそれに専念している。このような憶測は私には関係ない」と答えた。ケラー・ブッセ氏は後任候補の一人とみられている。