江口洋介×蒔田彩珠がバディに! WOWOW『誰かがこの町で』12.8スタート 江戸川乱歩賞作家・佐野広実の作品が初の連ドラ化
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■真崎雄一役:主演・江口洋介 力のある台本と、佐藤監督や青木(泰憲)プロデューサーの熱意から出演を決めました。この作品は、集団と忖度の恐怖を描いた社会派ミステリーです。社会が抱えている問題が殺人までつながってしまう人間の脆さを感じてもらえたら面白いかなと思います。演じる真崎は、娘を亡くしたというつらい経験をしている中でも、必死に生きようと努力している人なので、自分の個性やこだわりは消して演じました。 小説としてもしっかりと描かれた作品なので、長ぜりふに苦労しましたが、視聴者の方を飽きさせない芝居を心がけて表現しています。最後までご覧いただけるとうれしいです。 ■望月麻希役:蒔田彩珠 「連続ドラマW」には、小学生の頃一度出演させていただいていて、今回このお話をいただいた時には私も大人になったのだなと、うれしく思うと同時に身が引き締まる思いになりました。 初めて脚本を読んだ時、事件の謎を推理する面白さの裏側に登場人物たちの葛藤が描かれていて、あなたならどうする?と常に問いかけられているような感情を揺さぶられる怖さがあり夢中で読み進めました。「この町」で起きる出来事は、誰かの住む町や職場、学校など身近で起こることかも知れません。主人公たちの思いが視聴者の方々の勇気につながればうれしいなと思います。 ■原作・佐野広実 自分の作品がドラマ化されるのは初めてです。活字と映像は別物なので、すべてお任せというつもりでした。楽しみ半分、不安半分で完パケを拝見し、文句のつけようがない出来に感服しました。実はすでに6、8回ほどは通しで見ています。江口さん、蒔田さんはじめ出演されたみなさんもまったく違和感なく、その演技に後半うるっときてしまったのは、原作を越えた映像の力でしょう。スタッフのみなさんが一体となっていい作品にしてくださり、その熱意が伝わってきました。日常の中で、誰もがうっかりすると同じような立場に置かれてしまうかもしれない。そのときどうするか。そんなことを思いつつ作品を楽しんでいただければと思います。 ■監督・佐藤祐市 僕はWOWOW作品が大好きなので、今回撮ることができてとてもありがたいです。しかもこの「誰かがこの町で」は人間の集団心理の怖さを描くチャレンジングなストーリーで、とてもやり甲斐がありました。 江口さんは「兄貴」「大人の男」というイメージがありますが、今回「父親」と言う側面の「強さ」「弱さ」を見せていただき、とても新鮮に感じすてきでした。蒔田さんとは初めてご一緒しましたが、物静かでありながら力強い感情表現が、とても魅力的でした。これから楽しみな女優さんです。 共に心に傷を背負いながら真相を追い求めて行く2人。時に分かり合い、反発し合う微妙な距離感を素晴らしく演じきっていただきました。ぜひご期待ください。また、たくさんの共演者の方々の濃いキャラクターもお楽しみに。