市制施行20周年、記念事業で魅力〝発〟信 三重・松阪 竹上市長が定例会見
三重県松阪市の竹上真人市長は9日午前10時から市役所で新年最初の定例会見を開き、今年の市政を漢字1文字で「発」と表した。また、今年開館30周年を迎える小野江町の松浦武四郎記念館と市制施行20周年を記念した特別展「武四郎と龍馬」を1月24日から同記念館で開催することなどを公表した。 「発」に込めた思いについて竹上市長は、「今年は市町合併から20年のメモリアルイヤー」とした上で、今年1年、市民から寄せられた22の記念事業や市の独自の催しなどを計画していることを踏まえて「20周年事業などを通じて松阪市の魅力を全国に発信したい」と述べた。 続けて「今年市制20周年の記念大会となる松阪マラソンでのエントリー1万人目標や、市民公募の22事業と市独自の事業で松阪の魅力を全国に届けたい」と抱負を語った。
坂本龍馬の脇差し公開 武四郎記念館で特別展
特別展の会期は24日から3月23日までで、幕末の日本に足跡を残した松浦武四郎と坂本龍馬にスポットを当てる。同じ時代を生きる中、直接出会うことはなかった2人が、蝦夷(えぞ)地をはじめ、さまざまなキーワードでつながった様子を高知県立坂本龍馬記念館の協力を得て紹介する。龍馬が愛用した脇差しなど県内初公開の資料が展示される。25日午前10時からオープニングセレモニーが開かれる。 この他、市が1日から始めたLGBTQなど性的少数者のカップルの関係を公的に認める「市パートナーシップ宣誓制度」で、制度利用者が一組あったと公表した。さらに、救急車の出動件数についても言及。昨年6月から始めた選定療養費の徴収以降減少していたとしつつ「昨年12月はインフルエンザの猛威などの影響で前年を上回った」「休日・夜間応急診療所に患者が殺到したことも踏まえ、改めて1次診療が果たす役割がいかに大きいかを考えさせられる年末年始だった」などと振り返った。