グリエルの鮮烈デビューに中畑監督が「かっこいい!」
ただ、過去のWBCで日本は、キューバ打線を何度も苦しめている。そう考えると今後、厳しいインサイド攻めなど配球に対する工夫は出てくるだろう。いきなり、郡山への遠征もあるし、慣れぬスタジアム外の環境の変化が、プレーに影響を与えるかもしれない。中畑監督も「(これだけのデビューを飾ると)期待が大きくなる。本人も大変だなあ(笑)これから先に対戦する、いいピッチャーをカチっと打ったときが、本物。バッティングは水物と言うが、弱点も見つけられ攻めてこられるだろうしね。手放しとはいかない」と、グリエル起用に関する心構えを明らかにした。 それでもグリエルの加入で外国人を3人並べることになった横浜DeNAの打線は、他球団にとっては迫力満点の要注意打線となることは間違いない。セ・リーグでは、広島が首位の座から陥落した。交流戦では、中日も浮上してきた。AクラスとBクラスに色濃く分かれつつあったセ・リーグ戦線に、グリエル効果で横浜DeNAが殴り込みをかけそうである。