【東北楽天ゴールデンイーグルス】5球団競合の宗山塁(明治大)の交渉権を獲得、即戦力中心の指名に | プロ野球 | ドラフト名鑑2024
2024年ドラフトを振り返り、新戦力を紹介していくプロ野球ドラフト選手名鑑。宗山塁など楽天が指名した選手の経歴やプレースタイルについてまとめた。
5球団競合の宗山塁をはじめ大卒以上を中心に指名
1位の宗山塁(明治大)は10年に1人の逸材とも呼ばれる、今ドラフト最注目の遊撃手。西武、広島、阪神、巨人との競合の末、見事に交渉権を獲得した。遊撃レギュラー候補としての期待がかかるが、今季139試合に出場した村林一輝がおり、激しい競争が繰り広げられそうだ。内野陣のコンバートなどを含めて今後の起用法に注目が集まる。 2位の徳山一翔(環太平洋大)、4位の江原雅裕(日鉄ステンレス)はストレートに力のある投手。3位の中込陽翔(徳島インディゴソックス)は変則右腕。いずれも早い段階で一軍の戦力となって欲しいところだ。5位の吉納翼(早稲田大)は勝負強さが光る左の強打者。固定しきれなかった左翼のレギュラー候補として期待がかかる。 6位の陽柏翔(茨城アストロプラネッツ)、育成1位の岸本佑也(奈良大付高)は将来性豊かな内野手だ。三木肇新監督のもと、来季のAクラス入りを目指すためにも即戦力中心でのドラフトとなった。
1位指名・宗山塁(むねやま・るい)
広陵高では1年夏、2年春の甲子園を経験。コロナ禍で行われた3年夏の独自大会では準優勝だった。プロ志望届は提出せずに東京六大学の明治大に進学すると、1年春から遊撃レギュラーを掴む。以降大学屈指の遊撃手として明治神宮大会優勝、大学日本代表でも活躍を見せた。2024年春には野球日本代表・侍ジャパンのトップチームにも選出された(骨折のため出場はなし)。 打撃では大学通算86試合で打率.342、116安打(歴代8位タイ)、10本塁打(ドラフト時点)を記録しており、バットコントロールに定評がある。巧みなハンドリングと強肩を活かした守備は、現時点でもプロと遜色なく、遊撃で10年間レギュラーが張れると期待されている。
2位指名・徳山一翔(とくやま・かずと)
鳴門渦潮高では甲子園出場なし。プロ志望届も提出せず、中国地区大学リーグの環太平洋大に進学。大学では1年春からリーグ戦に登板し、2年秋、3年春・秋の全国大会に出場した。最速153キロを投げ込む左腕で、カーブ、スライダー、チェンジアップなどを操る。同大から直接のプロ入りは徳山が初めて。
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