【闘病】「太ったかな?」 子宮筋腫がポッコリお腹の原因だったとは…
検診がなければ気づけなかった
編集部: 病気の前後で変化したことを教えてください。 雪だるまさん: 「下腹部が出る」とか「頻尿」が、婦人科系の病気の症状だったことは当時、想像もしませんでした。そのため、些細な違和感でも軽く考えず、病気の症状であるケースも考えるようになりました。 編集部: 今までを振り返ってみて、後悔していることなどありますか? 雪だるまさん: 後悔ではないですが、「薬での治療をしていたらどうなっていたのかな?」と思うことはあります。 当時は独身であったため、出産のことは深く想像していませんでしたが、数年後、出産の際にはやはり予定帝王切開となりました。「手術をしなければもしかしたら普通分娩で産めていたのかな」と時々思います。 編集部: 現在の体調や生活はどうですか? 雪だるまさん: 術後の経過は良好で、体調も問題ありません(※監修医註:子宮筋腫は再発することがあるので、検診を受け続けることをお勧めします)。 編集部: 医療機関や医療従事者に望むことはありますか? 雪だるまさん: 私が手術した病院では、スタッフの皆さんがとても気持ちよく対応していただき、安心して治療が受けられました。出産の時もお世話になりました。個人的には病状や治療の説明などを丁寧にしていただけたのが大きかったと思います。 「雑に扱われたな……」とか、「冷たい態度だな……」と感じることがあると、病気で不安な患者にとってはとてもダメージが大きいです。丁寧な説明や、言葉がけにより、患者も信頼感を持って治療を進めることにつながると思います。 編集部: 最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。 雪だるまさん: ありきたりですが、検診から見つかる病気もあります。費用が高額だったり、さらに仕事をしているとお休みの日と合わせて予約を取ったりなど、面倒なこともありますが、市町村による検診費用の補助なども活用し受診することをおすすめします。