ヤマハ「YZF-R1」はコンパクトで走りやすいリッターロードスポーツ!
今季のレースでの相棒をまずは公道でチェック
皆さんこんにちは!レーシングライダーの石塚健です。 4月になり、ここのところだいぶ暖かい日が多くなってきましたね!今年もいよいよツーリングシーズン到来といったところでしょうか?バイク乗りにはワクワクの季節です。 【画像】ヤマハ「YZF-R1」の走りを楽しむレーシングライダーの石塚健選手を画像で見る(10枚) そんな中、今回試乗インプレしていくのは、今シーズン僕自身が参戦する「FIM世界耐久ロードレース選手権」でもライドする、ヤマハのスーパースポーツ「YZF-R1」。 開幕戦に向けての出発前に編集長の図らいで、なんと試乗させていただけることになりました。
サーキット走行ではないものの、バイクの持つ特性や雰囲気を感じることができる機会を得られて、とてもありがたかった今回の試乗。という事で、YZF-R1のYZF-Rブランドは、ヤマハの中で最もスポーティーなブランドであり、0.1秒を競うレースシーンでも大活躍中のシリーズです。 その中でもYZF-R1は、ヤマハの持つ技術、知識、経験が惜しみなく投入され、ある種ヤマハモーターサイクルを象徴する1台であると言えます。 デザインは空力性能を考えた設計となっていて、特にフロントカウルの空力抵抗を意識した形になっています。アンダーカウルも前方からの風をキレイにいなして流す造形。 全体としては、スピード感を出すために水平基調のデザインとなっていて、YZF-Rシリーズ共通としてのスピード感、最速感が強調されているそう。 街中や高速道路、サーキットなど、どこを走っている時も、YZF-R1を取り巻く風の環境を制御することで、マシンをコントロールしやすくなっています。
スーパースポーツの足付きを確認する
それでは、足着きから見ていきます。
シート高は855mmのYZF-R1に僕(身長165cm)が跨ると、両足のつま先は地面に着くものの、やはり踵は浮いてしまいます。車両重量は201㎏とそれほど重くはないのですが、押し引きは少し気を遣います。 一方で、跨っただけでも、これまで乗ってきたリッターバイクに比べて、このR1は比較的コンパクトで、スマートな印象を受けました。