【宮内庁公表全文】愛子さま22歳誕生日ご様子
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、令和元年以来ご静養はお控えになっていらっしゃいましたが、今年は4月に栃木県の御料牧場へ、8月から9月にかけては那須御用邸附属邸にご一家でお出ましになり、ご滞在になりました。久しぶりに御所を離れてのご静養でゆっくりされ、懐かしい施設なども訪れられて地元の方々に温かくお迎えいただいたことをうれしく思われるとともに、気持ちも新たにリフレッシュされたご様子でした。 御所におけるお過ごしでは、犬の「由莉」や猫の「みー」と「セブン」を始め、大切に飼われている動物たちのお世話を引き続きなさりながら、動物たちとの触れ合いを楽しんでいらっしゃいます。 また、今年も5月から6月頃にかけて、大学の授業の合間に、蚕の飼育をなさいました。卵からふ化して幼虫になり、繭を作って成虫になる過程を観察され、大事に飼育されていました。 皇后陛下のご養蚕の間には、天皇陛下とご一緒に紅葉山御養蚕所にお出ましになり、お三方でご一緒にご給桑や上蔟などの作業をなさる機会もありました。 また、お庭の畑で野菜の栽培を今年もなさいました。白菜、キュウリ、ナス、ピーマン、オクラ、獅子唐、落花生、バジルなどを楽しみながらお育てになり、収穫なさいました。収穫された野菜は、ご家族でおいしく召し上がられたと伺っています。 お時間があるときには、両陛下とご一緒に皇居内を散策されたり、職員と一緒に屋外でテニス、バレーボールやバドミントンをされるなど、体を動かすことを楽しみにしていらっしゃいます。 この1年間、徐々に元どおりの生活が取り戻されつつある中で、愛子内親王殿下には、いろいろな方々に支えていただきながら、実り多い大学生活を送られるとともに、成年皇族としてのご経験を少しずつお積みになっていらっしゃいます。そのような中で、国民の皆さまから温かく見守っていただいていることに感謝をされながら、お健やかに22歳のお誕生日をお迎えになろうとしています。