ロンドン五輪代表のC大阪MF清武弘嗣 パリ五輪代表DF西尾隆矢にエール「あいつ自身が一番…」
C大阪は3日、大阪・舞洲で公開練習を行った。コンディション不良のため全体練習を外れていたMF清武弘嗣（34）も部分合流。日本をメダルまであと一歩の4位まで導いた2012年のロンドン五輪代表が、この日パリ五輪メンバーに選出されたチームメートのDF西尾隆矢（23）にエールを送った。 「素直におめでとうと言いたいですし、彼自身がつかみ取ったもの。メダルを目指して頑張ってほしい」 昨年、清武はC大阪の主将として、西尾は副主将として、ともにチームを支えた。集団を引っ張る立場同士として、間近で見てきたからこそ「元々（性格が）大人なので、あの年齢にしては落ち着いている。昨年から副主将になって、チームを引っ張る責任感というのは代表に行ってからも持ち続けていると思いますし、チームをまとめる力がついてきた。（同じく副主将の）レオ（FWセアラ）ももちろんそうですけど、隆矢がチームを一つにしているというのは明らか」と、その成長ぶりに太鼓判を押す。 西尾の実直な人柄を知るだけに、アジア杯の1次リーグ中国戦での退場についても「たぶんあいつ自身が一番つらかっただろうし、不安だったと思う」と心を痛めていた。それでも帰国後はセンターバックのレギュラーとして、副主将として目覚ましい活躍。「どん底の位置にいたと思うんですけど、帰ってきてから人一倍やっている。あいつの力がなかったら、チームのこの今のいい雰囲気だったり、順位だったりはない。過密日程なので、ほぼコンディション調整になると思うんですけど、チームが一体感を持ってやるしかないと思いますし、短期決戦で初戦を勝てば、そのままいい流れに乗っていけると思います」と経験者としてアドバイスを送っていた。
