フィアット「500」を自分だけの仕様でオーダーメイドできる!「チンクエチェント博物館」のビスポークなサービスとは【週刊チンクエチェントVol.40】
第1弾はアーティストの椿彩さんが仕立てた「博物館モデル」
博物館が最初に仕上げたビスポーク車両は、アーティストの椿彩(CHIYA)さんの絶妙な色彩感覚やセンスでまとめられたモデル。明るめのポジターノ・イエローをベースにしている。様々な世界で活躍しているこうした人たちとのコラボレーションから生まれるモデルを、チンクエチェント博物館では“博物館モデル”と呼んでいる。博物館モデルは、基本、純正の仕様をリスペクトしつつオーナーとなる人の個性や好みを盛り込んでいくことになる。それでもできることは、好みや予算次第ではあるけど、無限大に近い。
モータージャーナリストの西川 淳さんが仕上げた「ブラックマウス」
そしてもうひとつ“コンセプト・モデル”と呼ばれるものがあって、それは同業の友人である西川 淳さんがプロデュースするもの。フロントにランプ類がズラリと並ぶ黒いチンクエチェントは、“ブラックマウス”と名づけられてるのだけど、素晴らしいお手本だ。一見、ラリー仕様のような精悍な印象がグッと迫ってくるのだけど、実はこのクルマ、西陣織だったり漆塗りだったりといった日本の伝統工芸を用いた繊細なディテールを持っていたり、デカールじゃなく手描きのピンストライプが入っていたり、プラ部品にメッキ加工を施していたり、シートを特別な本革で作り直してたり……と、西川さんの想いをほとんどすべて盛り込んで全面的に手を入れたようなモデルになっている。いわば、行くとこまで行くぞ! な仕様。これ、細かく見れば見るほど、めちゃめちゃ凄いぞー!
クルマ好きなら誰だって、自分の愛車を世界で1台の仕様に仕立てたいっていう気持ちを持ってるもの。何も大掛かりなことばかりをやればいいってことじゃなく、例えばお気に入りのステッカー1枚貼ることだってそうだし、ダッシュボードやパーセルシェルフに花を飾ったりというのもそうで、そのためのステッカーを作ってもらったり花を飾るためのホルダーを作ってもらったり花瓶を取り付けてもらったりというような、いわば“ちょっと違うよね”という自分スペシャルから、それこそブラックマウスのような予算にも作業にも糸目をつけずに究極の自分仕様を創造した自分スペシャルまで、可能な限り要望に応えたチンクエチェントを作りますよ、というのがチンクエチェント博物館のビスポークなのだ。