バイクは脳にいいってホント? 運転すると脳が活性化されるという噂の真相とは
驚くべき結果が!バイクへの乗車と脳の活性化の関係
歳を重ねると気になってくるのが、心身の衰えについて。老化によって視力や聴力、筋力などが衰えるほか、生活習慣病などの持病が重症化することも懸念されます。 【画像】「えっ…!」これが「バイクに乗る事と脳が活性化する」理由です(10枚) また、年齢とともに低下するのは心身だけではありません。実は脳も衰えていき、場合によっては日常生活に支障をきたすこともあります。 そんな脳は、表面が灰白質という神経細胞が密集したもので覆われており、老化によって灰白質が縮小化。この灰白質の体積が小さくなりすぎると、判断力や記憶力が低下してしまうため、脳が衰えることによる影響は大きいと言えます。 このような記憶力や集中力などの能力を発揮するためには、「脳の活性化」が必須。実際に心身の衰えのみならず、記憶力の低下などを感じているバイク乗りもいるのではないでしょうか。しかし、驚くことにバイクは脳の活性化と関係していると言われています。 では、実際にバイクは脳を活性化させるのでしょうか。
二輪車乗車と脳の活性化の関係について、2008年の5月より国立大学法人東北大学の加齢研究所 川島隆太研究室と、ヤマハが共同で研究をおこなっています。 川島隆太教授は「わが国の脳機能イメージング分野のパイオニアであり、脳機能開発研究の第一人者」と言われており、ゲームシリーズ「脳を鍛える大人のトレーニング」を監修した方でもあります。 二輪車乗車と脳の活性化の関係について、2009年3月4日にヤマハの企業サイトで、「1)二輪車を乗車することにより、運転者の脳が活性化されること」「2)現役ライダーとブランクのあるライダーとでは、脳の使い方や活性化に違いが生じること」「3)日常生活に二輪車乗車を取り入れることにより、様々な脳認知機能(特に前頭前野機能)が向上し、さらにメンタルヘルスにおいてもストレスの軽減や脳と心の健康にポジティブな影響を与えること」という実験結果が発表されました。 ここに書かれている前頭前野とは「脳の中の脳」と呼ばれるほどに重要な場所であり、行動や感情のコントロール、考えることや記憶することなど、さまざまな精神活動を司っています。