東レ、1981年から続く“キャンペーンガール”終了へ 山口智子「人生の指針を心に灯してくれました」
1981年からキャンペーンガールを起用し、プロモーションなどを行ってきた東レは、2024年12月31日をもって、『東レキャンペーンガール』の起用を終了することを6日、公式サイトで発表しました。 【画像】山口智子、仕事をセーブしていた理由を明かす 東レは、「東レキャンペーンガールは、1981年に『東レ水着キャンペーンガール』として起用を開始して以降、水着素材のプロモーションだけでなく、トレンドの発信や消費者の購買意欲の醸成といった役割を担い、日本国内の遊泳水着マーケット全体を活性化させることで、東レグループの水着用素材の拡販に繋げることを目的とし活動してきました」と説明。 『東レキャンペーンガール』は、事業活動の顔としての役割を持ち、企業イメージの形成にも大きく貢献してきたといいますが、「グローバルでのコーポレートブランディング強化を図るとともに、加速する社会・環境の変化に合わせたコミュニケーション戦略を推進していく考えです。こうした方針の下、本活動についても検討を重ねた結果、東レキャンペーンガールは一定の役割を果たしたと判断し、このたびの決定に至りました」と明かしました。 『東レキャンペーンガール』は、1981年にクリス・ソロムコさんが起用されて以来、山口智子さん(1986年)、杉本彩さん(1987年)、藤原紀香さん(1993年)、菊川怜さん(1999年)などが選ばれ、若手俳優・タレントの登竜門として知られていました。 2015年には、『東レ水着キャンペーンガール』から『東レキャンペーンガール』に名称を変更。水着素材に限らず様々なスポーツシーンやライフスタイル全般に向けた素材・製品の販売促進などを担ってきました。 今回、『東レキャンペーンガール』の起用終了を知らせる広告には、山口智子さんが登場しています。 広告には、山口さんのコメントも添えられていて「田舎から上京し、短大に通いながらモデルの仕事を始めたある日、東レ水着キャンペーンガールのオーディションに合格! 実家の家業を継ぐはずだった人生に、突如、新たな別世界への扉が開きました」と当時を振り返り、「自信の無さの塊だった私を、大きく変えてくれました。自分の長所を生かす表現を学ばせていただき、みんなを幸せにするエンターテイメント精神で、ものづくりをする楽しさを知りました。様々な分野のプロフェッショナルな方々との出会いは、人生の指針を心に灯してくれました」と、つづっています。 今回、山口さんを広告に起用した理由について、担当者は「キャンペーンガール期間中及びご卒業後も活躍されている方であり、広告の趣旨に賛同いただいたため、出演が決まった」としています。