今期S級昇格の安彦統賀が初日メンバー見てビックリ「まさか自分が武田(豊樹)さんと一緒になるとは」/松戸競輪G3
松戸競輪の「開設74周年記念・燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯(G3)」が8月1日に開幕する。4Rの一次予選に出場する安彦統賀(25歳・埼玉=121期)に話を聞いた。 初日のメンバーを見た安彦統賀は「た…、たけださん…ですか…」と何度も目をパチクリさせた。今期からS級に昇格し、記念開催はこれが2回目の参戦。初日から関東の大御所・武田豊樹を背にすることになり「まさか自分が武田さんと一緒になるとは思わなかったです」と恐縮していた。 A級時代は徹底先行で鳴らしてきたが、ここまで2場所(7走)走ってバック数は「1」と、なかなか風を切れていない。 「もちろん先行したい気持ちはあるんですが、ペースがA級とは全然違っていて…。緩めば叩かれる、フカしすぎると今度は泳がされて、みたいな感じが続いてしまい、どれくらい踏めばいいのかまだわかっていないんです」と現状の悩みを明かした。 ただ、これは場数を経験して慣れていくしかない案件。こういう選手がペース配分や踏み方を覚えた途端に大活躍するケースはよく見られる。松戸競輪の解説でおなじみの黒潮こと吉井秀仁氏も「そういう意欲がある選手は絶対強くなるべ! 今回、安彦君は狙いなんじゃないの?」と興奮!? していた。 ともあれ、今後の活躍が楽しみな若手選手であることは間違いない。まずは初日の走りに注目だ。(netkeirin特派員)