ぐるなびとエプソンが飲食店で企業と自治体の魅力を届ける「ミセメディア」開始
飲食店情報サイト「楽天ぐるなび」を運営するぐるなびと、エプソン販売は、飲食店内に設置したプロジェクターなどの大型ディスプレイの映像で顧客の視覚に訴え、接客や提供メニューまで展開できる新サービス「ミセメディア」を開発したと8月28日に発表した。来店客の五感に訴える体験型のメディアで、飲食店を企業や自治体の新しい情報発信の場にする。ぐるなびとエプソン販売の初の共同事業で、10月1日からスタートする。
スポンサーの企業や自治体が大型ディスプレイで商品やサービスの魅力を来店客にPRしたり、訴求したい商品を用いたメニュー開発を全店舗で行う「メニューフェア」を展開して五感に響く体験を提供したりできる。商品やサービスの魅力を伝えるコンテンツを投影して来店客に作り手の想いやストーリーを伝え、ぐるなびが厳選した首都圏の人気飲食店でのプロモーションで来店客に商品・サービスの新たな出会いを提供する。
ぐるなびはコロナ禍を経て飲食店の売上拡大や顧客づくりに貢献する新規サービスの創出を、エプソンは顧客の困りごとを起点にした新しいビジネスモデルの開発を行っており、両社の意図が合致した。検索履歴の分析で情報が取捨選択されるフィルターバブル現象で新規顧客への情報伝達が課題となり、試食の機会や地域の特産品の魅力を伝えるリアルの体験機会が減少して企業や自治体はプロモーションの実施が課題になっていた。