【みんなで考えよう】パート・アルバイトの「年収の壁」問題、支援開始後の変化は? 課題は? #令和のカネ
年末調整が終わり、確定申告の時期が近づいてきました。パート・アルバイトの「お金」と「働き方」をめぐって、今、大きな変化が訪れていることを知っていますか? 会社員の配偶者などで一定の収入がない人は被扶養者となり、社会保険料の負担は発生しません。しかし、この被扶養者がパート・アルバイトとして働いて、ある一定の収入(従業員101人以上の企業などに週20時間以上勤務する場合は年収換算で106万円、それ以外の場合は同130万円)に達してしまうと社会保険料の負担が発生し、その分の手取りが減ってしまうことになります。その収入基準を「年収の壁」と呼びます。「年収の壁」を超えないよう、就労時間を調整した経験がある人もいるのではないでしょうか。 しかし、この「年収の壁」については、深刻な人手不足の一因になっているとの指摘が以前からありました。そこで政府が始めたのが「年収の壁・支援強化パッケージ」という支援策です。 パート・アルバイトの人が厚生年金や健康保険に加入しても手取りを減らさない取り組みをした企業に対して労働者1人当たり最大50万円を支給したり、繁忙期に労働時間が延びたことなどで収入が一時的に上がったとしても従来のまま扶養に入り続けることを可能にしたりすることで、パート・アルバイトの人が「年収の壁」を意識せずに働くことができる環境づくりを後押ししようというものです。 ただ、この支援策は2025年度末までの暫定措置であり、その後どうなるかは未定です。 すでに2023年10月の開始から3カ月が経過した「年収の壁」対策ですが、パート・アルバイトとして働く人、扶養者の人、そして雇用者の人など、それぞれのみなさんの働き方などにすでに変化はありますか? また、この支援策や現状の制度に対して、感じている課題はありますか? ご自身、またはご家族などの体験談をこの記事のコメント欄で教えてください。 Yahoo!ニュースはコメント欄のみなさんの意見や体験を通して、より深くニュースについて考えたり、多様な考えに触れたりできる機会をつくりたいと考えています。今回いただいたコメントを抜粋・編集した上で、後日コンテンツとして別ページにて掲載する予定です。いただいたコメントを取り上げさせていただく場合がございますのでご了承ください。みなさんの考えをぜひお聞かせください。