「光る君へ」彰子役・見上愛、「人生で一番大きな歓声」に感激 吉高由里子と大津でトークショー
また、見上は大河ドラマ初出演となった本作の撮影について「大河ドラマは初出演で、撮影初日からすごく緊張していたのですが、吉高さんが気さくに話しかけてくださったおかげ、チームの一員となれました」と座長である吉高が支えになっていることを明かし、「彰子なりにしっかり考えを巡らせているけれど、自身の感情や考え方をどのように周りに伝えたらいいのかわからない。それゆえに無表情となってしまうというキャラクター像を演出スタッフと練りました。その分、様々な機微を感じるセンサーは長けており、少女時代の彰子を演じるうえで色々な感情をためておくことを意識していました。今後の彰子は、まひろや一条天皇、父・道長との関係を含め、最初の頃からは想像もつかないような女性になっていくので、その変化を楽しんでいただけたらなと思います」と役へのアプローチ、今後の見どころを語った。
トークショーには吉高、見上のほか制作統括の内田ゆき、演出の中島由貴が登壇。司会を、NHK大津放送局アナウンサーの倉沢宏希が務めた。
トークショーの前日、見上が比叡山延暦寺を訪問。中宮・彰子が自ら写経した法華経を納めた「金銀鍍宝相華文経箱」と対面し、「彰子が経箱に託した「我が国の人々が安らかに暮らせますように」という思いを知り、国や民のためを思って動ける女性だったんだなと改めて感じました。この(比叡山延暦寺の)空気を感じ、実際に平安の香りが残っている場所に来て、もっと想像力を膨らませて、これからお芝居ができるだろうなと思います」とコメントを寄せた。
なお、トークショーは9月23日、NHK総合にて午後6:05~6:35、全国放送予定。番組では、見上が彰子ゆかりの宝物をたずねる延暦寺の旅の様子も見られる。(編集部・石井百合子)