頼清徳次期総統、訪台の米下院議員らに軍事支援継続を要請
今月行われた台湾の総統選挙で当選した頼清徳次期総統は、選挙後初めて台湾を訪れたアメリカ議会下院の議員らに対し、防衛力強化のための支援を継続するよう求めました。 台湾メディアなどによりますと、今月13日の総統選挙で当選し、5月に台湾総統に就任する予定の与党・民進党の頼清徳副総統が、25日午前、総統選後、初めて台湾を訪れたアメリカ議会下院の超党派の議員らと会談しました。 頼氏はアメリカとの関係を重視してきた蔡英文政権の路線を引き継ぐ姿勢です。 会談で頼氏は「台湾海峡の平和と繁栄を守るため、引き続き、台湾の防衛力強化に対する支援を期待する」と軍事支援の継続を求めました。 議員側は頼氏に当選の祝意を伝え、「アメリカの台湾への支持は強く、党派を超えたもので、今後も両者の関係は発展し続ける」と次期政権への支持を表明しました。 頼氏が5月に総統に就任する前後には、さらにアメリカ側の議員が台湾を訪れると予想されていて、中国の反発が警戒されています。