コロナ“震源地”海鮮市場、移転 武漢、起源はやぶの中
世界で初めて新型コロナウイルスの集団感染が確認された中国湖北省武漢市の「華南海鮮卸売市場」がひっそりと移転、再開していた。ウイルスの起源とも指摘される旧市場は立ち入ることもできず、感染が世界的大流行に至った真相はやぶの中。現地では市場関係者らがコロナ“震源地”の負のイメージを払拭しようと躍起になっていた。 【写真】コロナ研究所漏えい説否定せず 中国専門家が異例の発言
旧市場から北東約15キロの武漢郊外に1年前にオープンした新市場を3月に訪れた。「かつてのようなにぎわいを取り戻せるよう頑張る」。新型コロナ禍で閉鎖された市場を拠点にしていた飲食業男性(55)が意気込む。 一方、旧市場は現在も塀で囲まれ、関係者以外の立ち入りが規制されている。