400年以上の伝統「くも合戦」、今年も 糸を繰り出し落とし合う
400年以上の歴史を持つ伝統行事「くも合戦」が16日、鹿児島県姶良市加治木町で行われた。長さ60センチの細い棒の上でコガネグモのメスどうしを戦わせ、棒から落としたり、糸をかけたりといった技で勝敗を決める。自慢のクモを持ち寄った参加者は、動画や写真に収めながら熱戦のゆくえを見守っていた。 【写真】長さ60センチの棒の上で糸を繰り出しながら闘うコガネグモのメス=2024年6月16日午前11時17分、鹿児島県姶良市加治木町、全日写連・二宮忠信さん撮影 くも合戦は、薩摩の武将、島津義弘が朝鮮出兵の際に士気を高めるために始めたとされ、国の無形民俗文化財にも登録されている。
朝日新聞社