写真：家電 Watch

この季節になると、あちこちからクリスマスプレゼントの話題が上がってくる。サンタさんにお願いする子供のかわいい希望や、早く準備したいけれど二転三転する気持ちに焦ったり、人気で入手困難なものを探すサンタたちの苦労話などを聞くと、ほっこりしたり嬉しくなったりする。そして大人になるとサンタさんも入れ替わり、要求レベルも上がっていく。サプライズに対する阿鼻叫喚話や失敗話を聞くと、クリスマスって大変だなぁと複雑な気持ちになるのである(笑)。 【この記事に関する別の画像を見る】 そんな我が家のクリスマスは、クリスマスらしい(と思っている)ご馳走を食べるくらいなので平和なものだ。お互いプレゼントに対してプレッシャーもなければサプライズへの攻防戦も特段ない。 ただ、数年前に本連載で書いた、私にサンタクロースが来なくなった時のエピソードを読んだ夫が、その年のクリスマスに私が寝ている間に枕元にプレゼントを置いてくれて、30数年ぶりにサンタが来た時は飛び上がるほど嬉しかったし、こんなサプライズ企画をできるのか!? とめちゃくちゃ驚いた。いくつになってもクリスマスプレゼントってすごく嬉しいなって思ったし、できたら私もそんなサンタになりたいなと少しだけ思ったのだ。 そして今年も各地でサンタさんがウォーミングアップを始める時期だ。私も先日「クリスマスに何か欲しいものある?」なぁんて夫に軽く尋ねたら、「うーん、うーん」としばらく考えて、「欲しいものが全然思いつかない。こうやってどんどん物欲というものが無くなっていくのは、年をとった証拠かぁ」なぁんて軽く落ち込んでいる(笑)。確かに私も溢れるほどの物欲がなくなってきている。でもまだまだ全然欲しいものがたくさんあるから困ったものだ。 まずはやっぱり大好き調理家電。家電の中で私が1番心踊るのが調理家電なのだけれど、今となれば「既に持っている」「欲しくない」「置き場所がない」のどれかという感じで、衝動的に欲しくなるようなものはないのだけれど、久々にこれは欲しい! となって、つい慌てん坊のセルフサンタはその場で購入してしまったのが丸隆の「とりあえずつぶして焼いてみた2」である。 大好きなエビ煎やタコ煎が食べ放題じゃん! と以前から気になっていて欲しかったのだけれど、必需品かといえばまぁ無くても何も困らないし、早々に使わなくなる気がして衝動買いは免れていた。でも気づけば「2」にバージョンアップされているし、最後の決め手はつい先日セブンイレブンで潰したクロワッサン「クリスピークロワッサン」を見つけて、これも作れるのか! と俄然欲しくなってしまった。クリスマスにはローストビーフや丸鶏の残り、シュトーレンなんかも潰して焼いちゃおうと、かなりワクワクしている。 そして次に欲しいものはドラレコ付きの自転車ヘルメット。今年e-bikeを買って通勤に遊びにと日々乗っている。もちろんヘルメットは常につける派だけど、日が短くなったこの頃「ライト付きのヘルメットが欲しいなぁ」とは思っていた。そして自転車に乗っていると、逆走してくる自転車や突然車道に現れる歩行者、自転車専用道路に路駐したり幅寄せしてくる自動車など、結構危険が溢れているなと日々実感する。 先日近所で自転車と車の運転手が揉めている現場に鉢合わせて、事故に遭った時に対歩行者にしても対車にしても、ドラレコ無いと何も証明できないし、ちょっと怖いなぁという気持ちがますます大きくなってきていた。そんな中見つけたのが、ドラレコ付きのヘルメット! 欲しかったライトも付いているし見た目も悪くない。自転車に取り付けるタイプよりもドラレコ自体の盗難を心配しなくて良いし、日々の充電も忘れずに済みそう。私も欲しいけれど、同じく日常的に自転車に乗っている夫へのクリスマスプレゼントにも良さそう!!! と、めちゃくちゃ目をつけているのであります。 そして最後に欲しいものは、目元をケアするアイマッサージャーである。美意識の高い商品という感じだけど、特段美を求めているわけではない。老眼待ったなしの私は、夕方になると目がしばしば霞むし、とにかく目が疲れるのである。 さらに目に限らず、疲れが溜まると一晩寝ても全回復というわけにもいかず、持ち越してしまう。自力で無理なら家電の力よ! と、この溜まりに溜まった眼精疲労をどうにかしたいとアイマッサージャーでケアして、ぐっすり安眠できるようになりたいなぁと思うけれど、それはそれは結構な種類のアイマッサージャーが各社から出ているので、「これだ!」と中々1つを選べずにいる。 いろいろなアイマッサージャーを体験できる場所があればぜひ馳せ参じたいし、むしろ誰かに「これです」と決めてもらいたい(笑)。そういう意味では、私がクリスマスにプレゼント「して欲しい」ものナンバーワンはアイマッサージャーかもしれない! そんな感じの今年のクリスマスプレゼントはこれだ! 3選。アクセサリーなどの装飾品に全くと言って良いほど興味の無い私の欲しいものは、やっぱり世間とはちょっとズレている気がしなくもないので、全く参考にはならない3選である。 十人十色と言いますし、「これをあげると喜ぶ」という正解のようなものは存在しないので、クリスマスプレゼントを考えている人は、サプライズよりも相手に聞くということが大切だなと思うのでした。