日中韓首脳会談は5月以降 低支持率が影響、調整停滞
日本、中国、韓国3カ国が早期実施で合意した首脳会談の開催時期が、5月以降になる公算が大きくなった。岸田内閣の支持率低迷や、議長国を務める韓国で4月に予定される総選挙をにらみ、中国が日韓両国の政権の求心力を見極めていることが影響している。複数の外交関係者が1日、明らかにした。調整は停滞しており、開催時期は不透明になりつつある。 日中韓外相は昨年11月、韓国・釜山で会談し「早期の適切な時期」に首脳会談を開く方針を申し合わせた。ただ、実際の調整は進んでいない。外交筋によると、中国側は日韓が安定した政権基盤を維持できるかどうかを見極めており、日程などの打診に返答がないという。