ワームホールの独自トークン「W」、週に999%以上のステーキング報酬が発生
ステーキング・ブリッジング・アプリケーションのワームホール(Wormhole)が新しくリリースしたトークン「W」は、ソラナ(Solana)上の分散型金融(DeFi)プラットフォームであるKaminoで、キャパシティを超えない限り、トレーダーに週999%の収益を与えている。 このリターンは、WをJitoSOL(JITOSOL)とペアリングし、両方のトークンをKamino上の流動性プールにロックすることで得られる。提供される報酬は1日3300Wと666JTO以上で、現在のレートで7000ドル(約105万円、1ドル=150円換算)相当、さらにWとJitoSOLのプールで発生する取引手数料の一部も含まれる。 データによれば、このプールは最大750万ドル(約11億2500万円)のキャパシティがあり、ヨーロッパ時間の木曜朝の時点で500万ドル(約7億5000万円)弱がロックされていた。データによると、過去24時間で、600万ドル(約9億円)の取引高から1万7000ドル(約255万円)の手数料が発生している。 JitoSOLは、ユーザーがソラナ(SOL)のトークンを、同じくソラナに基づく別のプロトコルであるJitoとして預ける際に発行されるトークンだ。流動性プールは、分散型取引所(DEX)における特定の資産間の取引を促進するために、2つ以上のトークンがロックされるスマートコントラクトと考えることができる。 ワームホールのガバナンス・トークンであるWは、時価総額30億ドル(約4500億円)で4月3日にリリースされた。このトークンは、ブリッジング・アプリケーションでの事前のアクティビティに基づき、数千人のユーザーにエアドロップされた。 ワームホールはユーザーがイーサリアム、ソラナ、テラなどの異なるブロックチェーン間でトークンを転送することを可能にする。これまでワームホールがトークンを提供していない数少ない主要プロトコルの1つであり続けたため、このトークンは今年最も期待されたものの1つだった。CoinGeckoのデータによると、Wの価格は記事執筆時点では過去24時間で約30%下落していた。より幅広い暗号資産市場の指標であるコインデスク20指数(CD20)は同期間で1.24%下落している。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:Kamino|原文:Wormhole’s W Token Is Paying Out 999% a Week on Solana Protocol Kamino
CoinDesk Japan 編集部