【長崎】ホテルインディゴ長崎グラバーストリート 13日開業へ
長崎市を代表する観光地「グラバー園」のそばに、新たな宿泊施設「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」が誕生します。 【写真】ホテルインディゴ長崎グラバーストリート 13日開業へ
13日(金)の開業を前に関係者に公開されました。 ここでは、長崎の情景を感じることが出来ます。ラウンジには、眼鏡橋をイメージした飾り台。廊下の絨毯には、長崎の代名詞とも呼べる石畳が描かれています。レストランに入ると、ステンドグラスが出迎えてくれます。そしてマグカップには、かわいい尾曲がり猫のイラストも。 九州初進出となる「ホテルインディゴ」。イギリスに本部を置き、世界100カ国以上でホテルを展開する「IHGホテル&リゾーツ」の最上位ブランドです。東京の不動産開発大手「森トラスト」が運営します。 ホテルインディゴ長崎グラバーストリート・丹羽秀之総支配人: 「このホテルの中で一番の魅力というか、価値として感じていただきたいのが、この建物が持つこの歴史であるとか、文化的な価値であるとか、そういったところをすごく感じていただきたいなと思っていて」 ホテルは、長崎市南山手町の築126年の3階建ての洋館、児童養護施設「マリア園」の旧本館を活用したものです。 総延べ床面積は、約4500平方メートル。客室は、約26平方メートルのスタンダードや約67平方メートルのスイートなど10タイプの66室で、フィットネスジムも完備しています。こちらは、「カピタンガーデンテラススイート」。独立したベッドルームやプライベートガーデンも備えています。「本館」の横には「北館」を新設し、渡り廊下で行き来ができます。 ホテルインディゴ長崎グラバーストリート・丹羽秀之総支配人: 「この街の本当にシンボル的な存在であった旧マリア園が、今回こういった形で外観を残す形でホテルに生まれ変わって、それを未来につないでいくっていうところで、この建物の魅力っていうのを感じていただけるような滞在を届けたい」 レストランは、かつて聖堂だった空間を生かしています。 約10メートルの高さの天井は、ゴシック様式特有の「リブ・ヴォールト」。長崎のキリスト教のシンボル、「椿」の花柄があしらわれています。窓は、アーチ型のステンドグラスを残しました。メニューは、長崎の旬の食材を使った料理を提供します。 ホテルインディゴ長崎グラバーストリート・寺山巧料理長: 「長崎は豊富な食材ありまして特に海産物などを利用して『和・華・蘭』の要素を取り入れたフュージョン料理(多国籍料理)を展開しようと思います」 「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」は、将来的には、外国人旅行者の割合を宿泊客全体の2割から3割にしたい考えです。JR長崎駅周辺やスタジアムシティホテル長崎など客室数200を超える大型施設との差別化を図ります。 ホテルインディゴ長崎グラバーストリート・丹羽秀之総支配人: 「海外の方にも非常に魅力的なホテルだと思いますので、(海外からの)直行便も復活したりとか、非常にインフラも整ってきているので、これからのポテンシャルっていうのはすごくあると感じているので、今はまだインバウンドの比率としてはそこまで高くはないですけれども、そこをいかに上げていけるかというところがポイントかなというふうに感じているのと、IHGのブランドで外資のブランドであるっていうところで、このホテルに泊まりに来るっていうところが一つの目的になるような、長崎に来る目的になり得るようなホテルっていうのを目指していきたい」 長崎の魅力が詰まった「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」は、13日開業。予約の受け付けはすでに始まっています。
NCC長崎文化放送