田中洸希&多和田任益が描く“じわキュン”ラブストーリー『シュガードッグライフ』インタビュー
◆本作は“おうちごはん”もテーマのひとつですが、お2人が好きな“おうちごはん”は? 田中:みそ汁かな。仕事で疲れて帰った時の母のみそ汁はもう別格ですね。いつもいろいろ料理を作ってくれて、全部おいしいんですけど、特にみそ汁は染みます。 多和田:いい息子…。「全部おいしい」ってしっかり書いておいてください(笑)。 田中:ははは! おふくろの味ですね。 多和田:僕は自分で料理することも多くて、何でも食べるのですが、一番好きなのはカレー。子供の頃から大好きで、当時「カレー食べたい」と母親にねだったら「この間も食べたやん。そんなに食べたいなら自分で作って!」と言われて(笑)、ルーの箱に書いてある作り方を見ながら姉と弟と3人で作った思い出があるんです。なので、一番最初に覚えた料理もカレーでした。 ◆全話を通して、台本を読んで“キュン”としたシーンは? 田中:天沢さんの誕生日(第7話)のシーンです。唯純が天沢さんのためにこっそりケーキを作ったりいろいろ用意をしたものの、「実家で祝ってもらう」と電話があって、自分も飲み会だとうそをついて…。それを察して天沢さんが帰ってきたシーンは、もうキュンというか感動しましたね。台本を読んでいて、特にいいシーンだなと思いました。 多和田:本当にいいシーンだよね。僕が楽しみにしているのは…太極拳(第5話)のシーンかな(笑)。ちょうど何日か前にも練習に行ってきて。 田中:その動画見たんですけど、もう慣れてない感が満載なんですよ!(笑)僕は天沢さんの動きを見てまねするだけなので、めっちゃ楽しみですね(笑)。 多和田:僕も普段から踊っているんですけど、太極拳とダンスは全然違うというか、わけが分からなくて…(笑)。まだ復習している最中なんですけど、きちんと落とし込んで、本番では“太極拳いつもやってるんだな”っていう説得力を持たせられるように頑張ります! ◆お互いのキャラクターの“キュン”とするところは? 田中:天沢さんは唯純を心配してくれるところはもちろん、きちんとしなきゃいけないところでしっかり注意してくれるところがいいなと思います。心から優しい証拠ですし、厳しい一面もあるところがカッコいいですよね。 多和田:唯純君は、天沢を思い続ける一途さと素直なところ。恥ずかしくて本心を言えないとか、あまのじゃくな態度をとっちゃうこともあるんですけど、天沢のことを考えているんだなっていうのがすごく伝わってくるので。例えば、コンビニでお弁当を選んであげるのもそうですが、相手のことをきちんと見ていないと「ご飯作りに行こうか」っていう提案もできないと思うので。そういうところが好きだし、やっぱりツンデレさがかわいらしいですよね。すごくバランスのいい人柄だなと思います。 ◆それぞれお芝居をするうえで心掛けていることは? 田中:あまり作り込まないようにしています。僕は作り込み過ぎると変に空回りしてしまうので、いい感じに自分らしさを残しつつ、キャラクターを立たせるお芝居ができたら、というのはどの作品でも意識しています。 多和田:僕も原作者さんや脚本家さんの“ここは大事にしたい”という部分はしっかり守りつつ、自分が演じる意味を考えながらやるようにしています。多少は個性が出た方が役としても面白いし、それが作品の魅力にもなると思っているので、とらわれ過ぎずにできたらいいなと。柔軟性を大事にしています。 ◆本作において、演じる上で意識的にやっていたことは? 田中:唯純はいわゆるツンデレなんですけど、監督ともお話しながら、いい意味で分かりやすく“ギャップ萌え”していただけるように頑張りました! 多和田:僕は、このドラマにおいて天沢の天然たらしぶりが結構ポイントになっていると思っていて。というのも、天沢のそういうところを受けて唯純君がドキドキしたり、感情が動いていくわけで、天沢がその渦を起こすことが多いんです。なので、そこは洸希君に自然とドキドキしてもらえるように、僕がしっかりやっていかないといけないなと思っていました。