木戸大聖、コンプレックスだった童顔を強みに 『おとうさんといっしょ』で自然体の笑顔に磨き
1st写真集の仕上がりに大満足「想像以上に美しい」
Netflix『First Love 初恋』(22)や先日最終回を迎えたTBS系ドラマ『9ボーダー』などで存在感を残し、注目を集めている俳優の木戸大聖が、7月1日に1st写真集『HANA-UTA』(ワニブックス)を発売。沖縄の自然や東京の冬景色などで多彩な表情を見せている。「いつか出してみたい」と思っていたという念願の写真集。木戸にインタビューし、印象に残っている撮影エピソードや自身の強みなどについて話を聞いた。 【写真】金髪姿の木戸大聖
完成した写真集を見た感想を尋ねると、「想像以上に美しい」と仕上がりに満足している様子。 「写真集のイメージとして、もっと恥ずかしいかなと思っていたんですけど、それを凌駕する美しさや景色で、一個の作品を見ている感じで恥ずかしさなく見られました。それも狙いでしたが、期待以上のものができました」 『HANA-UTA』というタイトルには、“花”と“鼻歌”という両方の意味がある。 「今回、ブーゲンビリアという花をテーマにしていて、その花言葉が『あなたは素敵です』という意味があり、この7年間の集大成で、自分を振り返って自分にかける意味もありますし、いつも応援してくださっている方やお世話になっている方へのメッセージになったらいいなと思っています。そして、自分がよく鼻歌を歌っているとスタイリストさんから言われて、それが自分の自然体なのかなと思った時に、今回そういう姿を見てもらいたかったので花と鼻歌をかけてこのタイトルにしました」 お気に入りの一枚は、夕日が美しい海をバックにしたカット。 「夕日を狙っていたんですけど、天気悪くて撮れるかなという不安があって、ちょっと諦めかけていた中で、パッと夕日が顔を出してくれて。その奇跡も相まって、この1枚を選びました」 また、夜のバーや街並みの中でのシーンは自身にとって挑戦的な撮影になったという。 「旅をしているようなほかの写真と違って、悩んでいたり、もがいたり、陰の要素を表現していて。ちょっと堕落している『人間失格』の太宰治のような感じで、お芝居の現場にいる感覚と近い撮影でした。でもあまり芝居がかって嘘はつきたくないので、7年間やってきて自分がつらかったことや、陰の経験をした部分を引っ張ってきて作りました」と振り返り、「映画の一枚のような感じになっていてすごくよかったです」と納得のカットに。