釧路の夕日 観光客ら列
世界三大夕日を鑑賞するため、夕方ともなると北海道釧路市の釧路川に架かる幣舞橋に大勢の観光客や市民が集まって来る。幣舞橋たもとの幣舞ガイドステーションに常駐している「釧路観光ガイドの会」(木村浩章会長)は、幣舞橋の端から端まで人がきれいに並んでいる写真を撮影した。 撮影したのは釧路観光ガイドの会の木村会長。10月のある日、「見事に端から端に観光客らが欄干の前に並んでいた」とカメラを手にした。インターネットを通じ釧路の夕日を見たのをきっかけに、幣舞橋を訪れる観光客が中心のようだ。「段々と訪れる観光客が増えている」と幣舞橋から見る夕日の美しさ、橋に立つ四季の像のシルエットの優雅さの評判が広まっているのだろう。 幣舞橋はその両側の地区が南大通、北大通とあるように南北に架かっており、釧路川の河口は西に向かって太平洋に流れている。真西ではないが、特に春分の日と秋分の日の前後は河口に落ちる雄大な夕日が見られるとあって、さらに多くの観光客、市民が集まって歩道が混雑するほどの光景も見られている。 木村会長は「よく観光客がガイドステーションを訪れ、夕日は何時に、どこで見ればいいの、と尋ねてくる。日没の時間を教え、幣舞橋などを推奨している」とガイドの会も対応に追われている。
釧路新聞