一般利用できる急速充電施設アウディチャージングハブ紀尾井町は今後「従量課金制」を採用
料金体系は再生可能エネルギーの割合によって3つ
2024年7月1日、アウディジャパンは東京・千代田区に設置した急速充電施設「アウディチャージングハブ紀尾井町」のユーザー利用状況を公表するとともに、今後の料金体系も発表した。 【写真】「アウディチャージングハブ紀尾井町」をもっと見る 「アウディ」の名称はついているが誰でも利用できる急速充電施設、アウディチャージングハブは従来欧州を中心に展開されてきたが、2024年4月に日本で初めて東京・千代田区に設置された。年中無休/24時間利用できるこの「アウディチャージングハブ紀尾井町」は、パワーエックス社の蓄電池型超急速EV充電器Hyperchargerにより最高で150kWの出力を実現、4台同時に充電できる(各120kW)ように広い駐車スペースも用意されている。 オープンから2カ月経過した2024年7月1日、アウディジャパンは利用者数が600名以上に昇ったという実績を、また当初の「誰でも利用できる」というコンセプトのとおり6割以上がアウディ/フォルクスワーゲン/ポルシェ以外の一般利用だったことも公表した。 これまで実施されていた「急速充電30分無料体験キャンペーン」は6月末で終了し、7月1日からアウディチャージングハブ紀尾井町独自の料金プランでの充電サービスがスタートする。 パワーエックス社のアプリからアウディチャージングハブの会員登録をすることで利用できるようになる。課金制度は、接続時間によって料金が決まる現在主流の「時間課金制」ではなく、充電した電力量によって変化する「従量課金制」が導入される。ガソリンと同様の1kWhあたりの価格設定でわかりやすく、従来あった不公平感を払拭するシステムだ。 料金プランは再生可能エネルギーの割合によって3段階用意され、再生エネルギー100%のプレミアムは105円/kWh、同70%のレギュラーが95円/kWh、系統電力のエコノミーが85円/kWhとして、ユーザーみずらがカーボンニュートラルに貢献できるメニューを選択でいるシステムだという。 ちなみに東京・港区の芝公園/東京タワー近くに第2号拠点を設置することが公表されているとおり、今後もアウディチャージングハブは充電にまつわる課題の解消を目指し、EVユーザーの利便性を高めるとしている。