テディ・スウィムズが語る、5億回再生突破した「Lose Control」を生んだジョージアの魂
「音楽は人を癒すことができる」
ー2022年にはON OK ROCKの「Free Them feat. Teddy Swims」にフィーチャリングされました。どんな体験になりましたか? テディ:本当に最高の体験でした。そもそもタイラー・カーターという僕の友人が ONE OK ROCKのTakaさんのことを知っていたことをきっかけにコラボをすりことになりました。「Free Them」は深い感情を引き出す強く心を打たれる曲でした。共感できる部分が多くあったので、とても良い経験になりました。あの曲がきっかけでTakaさんと友達になり、食事に行く仲になりました。一緒に新年を迎えたこともあります。本当に良くしてくれるんです。 ーONE OK ROCKのどんなところに魅力を感じましたか? テディ:とてもクールなバンドですよね。僕は長年音楽を聞いてきましたが、彼らは成功もしているし、本物のロックンロールバンドだと感じました。僕たちは違う文化の中で育ってきましたが、人に対する愛とか持っているものは結局同じなのかなと思いました。 ー『I’ve Tried Everything But Therapy (Part 1)』はアルバムを通して、あなたの存在の大きさが歌われていると感じました。どんなアルバムになったと思いますか? テディ:以前は、ここまで無防備に自分をさらけ出すことはありませんでした。それによって自分のスタイルが明確になったと思いますし、多くの人と自分の感情を共有することができたのがとても嬉しいです。自分をオープンにしようと意識したところはありましたが、その結果、多くの人が受け入れてくれたことが励みになって、これからも進んでいける、そういう気持ちになりました。 ー自分をさらけ出すことには晴れ晴れしい気持ちがあったのか、辛さが伴うものだったのか、どちらでしたか? テディ:両方ありました。自分にとってセラピー的な意味合いがあったと思うんです。すべてをさらけ出すということは難しい場合もありますが、それができたことによって癒しに繋がりました。 ー『I’ve Tried Everything But Therapy (Part 1)』というアルバムタイトルには今話してくれたような思いが反映されているのでしょうか? テディ:まさにそうです。セラピーは人のためになる。そういうことを皆さんで分かち合ってほしいという思いを込めました。 ー(Part 1)と付いているのは? テディ:やはりPart 2が控えているからです。まだまだ歌うべきことがあると思っています。 ー「フジロック’24」への出演が決まりました。どんなライブにしたいと思っていますか? テディ:昔から知っている最高のバンドメンバーと一緒に初めて日本でライブをする。しかも、最高のフェスに出演できるのですごく興奮しています。 ーONE OK ROCK以外で好きな日本のアーティストはいますか? テディ:いや、あまり知らないので、フジロックでいろいろとライブが見られるのが楽しみです。 ー音楽活動を行う上で大事にしていることがあれば教えてください。 テディ:オープンな気持ちでベストな形で活動していきたいと思っています。自分には趣味もないですし、本当に音楽しかないんです。周りにいる友達もみんな音楽が好きです。このまま音楽一筋でやっていきたいです。 ー音楽のどんなところに一番惹かれるのでしょう? テディ:自分も含めてすべての人にとって、何か悪いことが起きても音楽の力でポジティブな方向に向くことができる。例えば、大きな別れを経験したとしても、音楽の力で乗り越えられる。音楽は人を癒すことができるということは世界共通だと思っています。 <INFORMATION> デビュー・アルバム 『I’ve Tried Everything But Therapy (Part 1)』 テディ・スウィムズ ワーナーミュージック・ジャパン 配信中 1.Some Things I’ll Never Know 2.Lose Control 3.What More Can I Say 4.The Door 5.Goodbye’s Been Good To You 6.Last Communion 7.You Still Get To Me 8.Suitcase 9.Flame 10.Evergreen
Kaori Komatsu