年に2回ほど息子夫婦が帰省しますが毎回交通費を請求されます。親が出すのが当たり前なのでしょうか?
老後生活も見据えて負担額を相談する
親世帯側の考えとしては、子世帯に対するプライドや、帰省してくれることへの気を遣いから、つい帰省費用を出してあげたくなるケースも多いでしょう。 しかし、働いておらず帰省費用を自分の蓄えなどから捻出している場合は、将来の老後生活が苦しくなってしまう可能性もあるため、注意が必要です。 例えば、年に2回の帰省で子世帯に6万円(1回3万円)の帰省費用を負担すると、10年で60万円、20年で120万円の負担となります。もし、将来の老後生活を考えたときに、子世帯への帰省費用の負担が難しいようであれば子どもと相談し、全額負担から一部負担にしてもらうなどの対応を検討してもよいでしょう。 子ども側も親の収入事情などを考慮して、親の負担になり過ぎないように配慮することが大切です。
子世帯の帰省費用を負担している親世帯の割合は7割程度
子世帯の帰省費用を負担している親世帯の割合は、全額負担や一部負担などを含めると7割程度となっています。金額に関しては1万円以上3万円未満が最も多く、10万円以上の負担をしている親世帯も存在します。 親側は自分の将来の老後生活を見据えて、無理のない範囲での帰省費用の負担が重要です。もし、毎回の帰省費用の負担が重いと感じるようであれば、子どもに相談することも検討してみてください。 出典 株式会社ハルメク 子どもの帰省、親の負担相場は5万!?親子の経済事情 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部