浦和レッズ行きは消滅…元ブラジル代表オスカル、新天地は古巣サンパウロに決定!下部組織&デビュー飾ったチームに帰還「愛に感謝」
ブラジル1部サンパウロは24日、中国1部上海海港に所属していた元ブラジル代表MFオスカルの加入を発表した。 【2024-2025】Jリーグ全クラブ監督人事まとめ|新体制となるのは? 2017年にチェルシーから上海海港へと6700万ポンド(約128億1700万円)とされる移籍金で加入し、世界中に衝撃を与えたオスカル。それから同クラブで8年間プレーし、公式戦248試合で77ゴール141アシストと目覚ましい結果を残した。そして3日のAFCチャンピオンズリーグ・エリートの光州FC戦(1-1)後、大粒の涙を流してファンに挨拶。上海海港はこれが年内最終戦であり、オスカルの現行契約は12月31日まで。このまま退団することが濃厚とされていた。 去就が注目されていたオスカルは、Jリーグの浦和レッズやカタール行きなどとともに、母国へ戻る可能性も報じられることに。このような状況の中、2004年に下部組織に加入し4年後にトップチームデビューを果たしたサンパウロがオスカルの復帰を発表している。 オスカルは自身の『X』でサンパウロのファンに「戻ってきたよ!ここ数日間、ソーシャルメディアで受け取った愛に感謝したい。一緒に素晴らしいことを達成できるよう最善を尽くす」という趣旨の投稿をすると共に、上海海港のファンに向けて次の声明を公開している。 「今日、僕の人生に永遠に刻まれた一つの章を閉じる。誇りを持ってこのジャージを着てきた8年間に別れを告げるとき、さまざまな感情が交錯しないわけがない。 ハードワークと献身、そして何よりも勝利に満ちた濃密な年月だった。共に可能な限りの勝利を収めたのは、このクラブの一員であるすべての人とファンの無条件のサポートのおかげだ」 「初日から僕を信じてくれたクラブに感謝したい。皆さんが常に与えてくれた信頼、サポート、コンディションは、僕が選手として、そして人間として成長するための基礎となった。すべてのスタッフ、コーチ、チームメイト、そして舞台裏で働くすべての人に心から感謝する。君たち全員がこの勝利の物語の一部なんだ」 「そしてファンの皆さん......君たちが僕にとってどういう存在なのか、どう表現したらいいのだろう? 君たちはどんな瞬間も僕たちの燃料だった。勝利の瞬間、私たちと一緒に祝福してくれた。苦しいとき、僕たちを元気づけてくれた。ここでプレーすることは特権であり、毎試合皆さんのエネルギーを感じることは、決して忘れられない」 「信じられないような思い出と、このクラブのために全力を尽くしたという確信を持って、一緒に成し遂げたすべてのことへの感謝と誇りを胸に、僕は旅立つ。このクラブは常に私の家であり、このファン層は私の家族だ。 「忘れられない8年間をありがとう。すべてをありがとう」 「オスカル・エンボアバ、愛と感謝をこめて」