武藤敬司の団体が活動休止 再編するプロレス界の行方は
サイバーエージェントは対抗勢力になるか 米WWEは
一方で、2017年にDDT、今年ノアを買収したサイバーエージェントのほうは同じ男子プロレスということもあってコラボもスムーズそうだ。1月の発表ではDDTの代表取締役社長である高木三四郎がノアを運営するノア・グローバルエンタテインメントの社長を兼務、副社長にノアの丸藤正道が就任するなど同グループ企業としてオフィスワークを共有することが明らかにされた。高木はノアに関しては企業経営を担当し、現場についてはノアの選手とスタッフに一任するという。 「プロレス界において“新日本1強”といわれる時代を作ったブシロードグループの対抗勢力としてサイバーエージェントグループが成長できるかどうか未知数ですが、そこにW-1の活動休止と全選手退団が発表され、一部の選手については争奪戦も起きるかもしれませんね。武藤がフリーの立場でノアにも新日本にもワンマッチ契約で上がるなど、業界再編が面白くなる方向へ作用すればプロレスが盛り上がっていくのでは」と期待を込めるのは、週刊誌の40代男性編集者だ。 さらに全日本プロレスの秋山準が、日本進出が噂されるアメリカのWWEを近々視察することなども話題になっているプロレス界。今年はとくに、目が離せそうにない。 (文:志和浩司)