「ハンドルを替えたのも正解でしたね」と話す岡崎景介

　松戸競輪の「開設74周年記念・燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯(G3)」は3日、3日目を開催。6Rの選抜に出場した岡崎景介(42歳・広島=87期)に話を聞いた。 　前回の玉野を「体調を崩してヘルペスができてしまった」ために途中欠場していた岡崎景介は、今シリーズも初日、2日目と苦戦を強いられていた。この日の選抜戦も伏兵的存在だったが、赤板で先頭に立ってペース駆けに持ち込むと、後方でけん制し合っていた別のラインの追撃を許さずまんまと逃げ切った。 「後ろ(3番手)が車間を切っているのが見えたので、さらにその後ろのラインの動きを気にしながら踏んでいました。自分が徐々にピッチを上げているので、(後ろを気にしている3番手が)少しずつ前との車間が空くんです。そうなれば仕掛けてこないかなって。ああいう展開は得意だし、泳がしてくれると脚もたまるので自分には良いんですよ」と先行職人はしてやったりの表情。 　さらに「2日目のレース後にハンドル幅を狭い物に替えたんです。周りのスピードが上がっているので、それに対応しようと思って。そうしたら流れる感じがあった。ハンドルを替えたのも正解でしたね」と2つの勝因を挙げた。 　なおこのレースは2着に飯嶋則之、3着に佐々木堅次が入るスジ違い決着ととなり、3連単は46万円台。高配当が続出している今シリーズを象徴するような大波乱の結果となった。(netkeirin特派員)