元世界王者カール・フローチ氏が2023年のベストバウトを選定 | ボクシング
元世界王者のカール・フローチ氏が2023年を振り返り、ベストバウトを選定した。
元スーパーミドル級世界王者のカール・フローチ氏にとって、2023年最高の試合を選ぶのは難しい挑戦だった。 昨年はビッグマッチや話題の統一タイトル戦であふれていた。 エロール・スペンス・ジュニアとテレンス・クロフォードの待望の対決や、ケイティー・テイラーとシャンテル・キャメロンの2度の激突など、ボクシング界は予想を裏切らなかった。 ファンやファイターたちにとって、1年が終わると年間のハイライトを振り返るのが恒例だ。フローチ氏も例外ではないが、一押しの試合を選ぶのには苦労していた。 フローチ氏は『talkSPORT Boxing』に対し、次のように語っている。「素晴らしい試合が多すぎた。スペンスとクロフォードの試合も忘れてはいけない。皆接戦になると予想していたが、思ってたほどそうはならなかった。年間最高の試合は競争が熱いものでなければならない」 「テイラーとキャメロンの戦いは接戦で手に汗握るものだった。デヴィン・ヘイニーvsワシル・ロマチェンコも、ロマチェンコが勝っていたと判定に疑問を投げかける声が多く、少し複雑な感情を残した。アンソニー・ヤードvsアルツール・ベテルビエフも見ごたえのある試合だったが、最終的にはヤードがベテルビエフの前に屈した」 いくつかの候補を挙げた後、フローチ氏はついに年間最高試合の選択を下した。 「3つの試合を見ると、好みが分かれる。恐らくテイラーvsキャメロンだ。これはどちらに転ぶかわからない接戦だったし、さらに第3戦が見込まれているからね」と結論付けた。 テイラーとキャメロンが初めてリングで対面したのは昨年5月。女子スーパーライト級の4団体統一王者の座を懸けた一戦で、キャメロンが勝利を収めていた。 その6ヶ月後の再戦の舞台は、再び女子スーパーライト級の全てのタイトルを懸けた戦いだった。この時はテイラーが採点で勝利をつかみキャメロンを下した。1勝1敗となったライバルの勢いは、多くのファンが続編を熱望する中、今年も火花を散らすことだろう。
Matt Astbury