【独自】加藤元官房長官、総裁選出馬表明は9月10日を軸に調整
9月12日に告示を迎える自民党の総裁選挙をめぐり、加藤勝信・元官房長官が総裁選挙への出馬表明を9月10日を軸に調整を進めていることがテレビ東京の取材でわかりました。 関係者によりますと、加藤氏は出馬に必要な推薦人20人を確保できるめどがたったとして、10日を軸に東京都内で記者会見を行う方向で調整を進めています。 加藤氏は2003年の衆議院選挙で初当選し、現在7期目で、これまで官房長官や厚生労働大臣などを歴任しました。現在は、自民党の北朝鮮による拉致問題対策本部長を務めています。 総裁選をめぐっては、林官房長官が9月3日にも出馬表明を行うほか、茂木幹事長は4日、小泉元環境大臣が6日、高市経済安全保障担当大臣が9日にそれぞれ出馬を表明する予定です。 また、野田聖子元総務大臣や上川外務大臣らも出馬表明に向けて動いていますが、このうち野田氏は8月30日に収録されたBSテレ東の「NIKKEI 日曜サロン」(9月1日午前9時半~放送予定)で、総裁選出馬に必要な20人の推薦人集めについて「正直者なので、全然集まっていないというか、出馬宣言というのはやっぱり国民に対して失礼だと思うので、しっかりと何があっても 野田と一緒に世の中を変えていこうという人たちがある一定数目途がついたら、しっかりと訴えていきたい」と述べました。 また、上川氏も29日、「支持と推薦の間のギャップが大きい。ラストスパートをかけてゴールテープを切りたい」と記者団に述べるなど、推薦人の確保には至っておらず、12日の告示に向けてぎりぎりの調整が続いていることを明らかにしました。