4度目防衛目指す松本圭佑「圧倒して何もさせない」 タイトル初挑戦の中川公弘「秘策はあります」
プロボクシングの日本フェザー級タイトルマッチ(東京・後楽園ホール)の前日計量が16日、東京・文京区のblue-ing!で行われた。4度目の防衛を目指す王者の松本圭佑(25)=大橋=と、同級7位の中川公弘(33)=ワタナベ=はともにリミットの57・1キロで1回でパスした。 松本は6月の3度目の防衛戦で同級8位だった藤田裕史(井岡)にフルマークの判定勝ちも、力の差がある相手からダウンを奪うこともできないもどかしい試合内容に大反省。父で元東洋太平洋、日本同級王者、大橋ジムの松本好二チーフトレーナー(55)からも厳しい言葉をかけられた。松本は「勝って反省できたことはありがたい」と切り替え、「圧倒して何もさせない。最終的にはもちろんKOを狙っている」と意気込んだ。 対するタイトル初挑戦の中川は「高ぶってわくわくしている。早く試合をやりたい」と武者震い。「今までの僕の全部を出す。秘策はあります」とプロデビュー戦から約11年の集大成を見せると誓った。 興行は動画配信サービスのLeminoで午後5時45分から無料生配信される。プロ戦績は松本が11戦11勝(7KO)、中川が18戦10勝(5KO)6敗2分け。(尾﨑陽介)