夫婦で楽しむアバルト「595コンペティツィオーネ」の秘訣は?…「若い頃に国産ホットハッチで感じたワクワクを思い出しますね」
日常使いやイベント参加に加えて、ときどきサーキット走行も
普段はどのような使い方をしているのか伺うと、このように話してくれた。 「ふたりともMT仕様が苦ではないので普段の足として使い、今回のように夫妻揃ってイベントに参加するときにも活躍してくれます。ときどきサーキットを走っていますね。現在の総走行距離は2万5000kmです」 聞くと、竜一さんはサンデーレーサーとしてサーキットランを楽しんでいるのだという。 「サーキットを走るための最低限のチューニングとして、ブレーキパッド、ブレーキフルード、タイヤを変えています。ドライビングスクールをはじめ、サーキットで開催されるイベントにたびたび参加していますよ」 クルマ好きだけに限らず趣味人特有のあるあるで、どうしても家族、友人、パートナーなどを置き去りにして独りで出かけがちになるが、後藤さん夫妻は例外で、サーキットランの際にも必ず2人で参加している。コースインするのは竜一さんだが、かおりさんもピットやパドックで楽しい時間を過ごしているのであった。 「乗り換えるとしても、やっぱりアバルトがいいですね。本当は左ハンドルのMT車が欲しいのですが、それだと奥さんが運転しづらいので、やっぱり3台目も右ハンドルになりますかね」 このやさしさが夫婦円満の秘訣なのだということを、富士スピードウェイのパドックでじっくり学ぶことができた。
高桑秀典