モスクワに「侵略開始後で最大規模」の無人機攻撃…ウクライナ側も無人機145機の攻撃受ける
ウクライナ侵略を続けるロシアの国防省は10日朝、首都モスクワを狙ったウクライナ軍の無人機攻撃があり、モスクワ郊外で34機を撃墜したと発表した。これに先立ち露軍は9日夜から10日にかけて、ウクライナの首都キーウや南部オデーサなどを無人機145機で攻撃した。いずれの攻撃も2022年2月の侵略開始後、無人機攻撃としては記録的な規模と報じられており、応酬が激化している。
モスクワを狙ったとされる攻撃は、露国防省によれば、10日午前7時から、午前10時の間にあった。モスクワ市長によると、無人機は首都南方のモスクワ州ドモジェドボや、ラメンスコエなどに飛来した。5人が負傷したとしており、シェレメチェボ空港など三つの国際空港が一時閉鎖された。
これについてロイター通信は2022年のロシアの侵略開始後、最大規模の無人機攻撃だと報じた。
一方、露軍によるウクライナへの無人機攻撃は、一晩の攻撃で使われた無人機の数としては記録的だとしている。