アウトドアメーカー列伝【vol.04】機能性やデザインにこだわり、必要な人に届くアイテムでありたい。登山家・竹内洋岳氏のアウトドアブランド「Peakfourteen®」
日本人初の世界8000m峰14座完全登頂を達成したプロ登山家・竹内洋岳氏がプロデュースするアウトドアブランド『Peakfourteen®』(ピークフォーティーン)を扱う公式オンラインショップ『14select』では、こだわりを感じるアイテムを多数取り揃えています。 【写真】Peakfourteenの機能的なアウトドアギアを見る(全6枚) ブランドを展開している株式会社ハニーコミュニケーションズ代表取締役社長・戸田知礼さんのインタビュー第2回目は、扱っているアイテムについて詳しくお聞きしました。
竹内さん自身が必要性を感じて作られたアイテムの数々
「販売しているアイテムは竹内自らが素材選びからデザインまで関わっています。実際にプロの登山家である本人が山で使いたいものを商品にしているので、まさに現場の声が形になり、他ではできないものを作っていると自負しています。 また、竹内とのコラボ商品を作りたいと企業からお話を頂くこともありますので、企業の持ち味を活かしつつ竹内のエッセンスが加わった商品を作るように心がけています。Peakfourteen®は2022年から展開を始め、コアなファン層を起点に、徐々にですが、認知されはじめてきているということは実感として感じるようになってきました」と戸田さんは言います。 こだわって作られたアイテムは、開発期間は長いもので2年近く前から手掛けているものもあるそう。
ボトルホルダーはカラビナがかけられる仕様で便利
現在販売している20を超えるアイテムの中で、特に人気なのは、『ウォーター・ボトル・ホルダー』。 これはナルゲンボトルをカラビナでぶら下げるためのホルダー。ナルゲンボトル広口0.5L用と広口1L用の2パターンあります。 薄さは1.2mm厚。強度の高いステンレス素材を採用し、変形しないギリギリのラインまでコンパクト性を追求しています。 「ナルゲンボトルのキャップのループ部分にカラビナを引っ掛ける人が多いんですが、いつの間にかループの部分がちぎれて落としちゃったりするんですよね。それだと山にプラスチックごみを落としてくることになってしまいます。 ウォーター・ボトル・ホルダーはこの問題を解決する商品です。また、ボトルの口をセットする部分は円ではなく、やや楕円形にしたことでセッティングの際にも抜けないし落ちづらいというところにもこだわっています」と戸田さん。