柏が打ち合い制す！(C)Getty images

明治安田J1リーグでは8月31日、第29節の柏レイソルvs東京ヴェルディが行われた。 【動画】翁長聖が圧巻のコントロールシュート！ 1試合未消化の暫定16位・柏が、10位・東京Vをホームに迎えた一戦。柏は細谷真大やマテウス・サヴィオ、戸嶋祥郎ら、東京Vは山見大登や山田楓喜、齋藤功佑らを先発起用した。 ホームの柏は開始早々の2分に決定機を創出する。右サイドの関根大輝が浅い位置からアーリークロスを供給すると、ボックス中央へと抜け出していた細谷が落下点がわずかに後方になっていたボールをジャンプして足裏でトラップ。そのまま流れるようにして右足でシュートを放ったがGKマテウスのファインセーブに阻まれる。 それでも8分、小屋松知哉からのパスを受けた細谷がボックス中央からグラウンダーのシュート。このボールにも待ち構えていたGKマテウスだったが雨の影響か処理し切れずにゴールラインを割る。 東京Vは16分に反撃。前線中央でパスを受けた木村勇大が柏DFと競り合いながら身体を反転させてキープし、ボックス手前右に流れながら右足を振り抜く。自身の今季リーグ戦10点目となる同点弾を決め切った。 さらに30分、柏のスローインの場面で東京Vがカウンターを発動。齋藤功佑のスルーパスを受けてボックス内に抜け出した山見が鋭い切り返しで関根大輝をかわす。最後は右足でコースを突いて逆転弾。前節2得点を記録していた山見にとってはこれが2戦3発目となる。 ひっくり返された柏だったが前半ATに再びネットが揺れる。左CKで後方から駆け上がった戸嶋祥郎がボックス手前中央から右足でボレーシュート。ボックス内の密集地帯の選手に当たって軌道の変わったシュートが同点弾となる。 柏はハーフタイム中に小屋松、鵜木郁哉、野田裕喜に代えて木下康介、山田雄士、立田悠悟の3枚を投入。東京Vは前半のメンバーのまま後半に入ったが52分に最初のカードで山田楓に代えて染野唯月を送り出す。 すると55分、右サイドからのクロスをGK佐々木雅士がクリアし切れずにこぼれたボールをボックス左の翁長聖が拾う。右足で狙いすましたシュートはゴール右上隅を精密に射抜いて東京Vが勝ち越しに成功する。 終盤にかけても互いに積極的に選手を入れ替えていったものの後半ATにもGKマテウスのファインセーブがあり、柏が再び追いつくことはなく2-3で試合終了。東京Vが連勝を飾った一方、柏は連敗を喫している。