伊豆半島の海中ごみ一掃! 松崎雲見で地元団体ら500キロ回収 潜水禁止区域で清掃プロジェクト
全国の海や山で環境改善に取り組む伊豆市の団体「MORE企画」(白井ゆみ代表)が、「伊豆半島の海ゴミ一掃プロジェクト」と題して伊豆半島周辺の潜水禁止区域を巡り海中清掃を実施している。このほど、松崎町雲見の雲見海岸周辺で、地元のプロダイバーらと共に約500キロのごみを回収した。 同団体の呼びかけで集まった13人が、3人一組で海中に沈んだ釣り具や漁具などのごみをボートに引き揚げた。白井代表は「(雲見海岸周辺は)あまり清掃が行われていない区域。プラスチックごみも多く、汚染につながる恐れがあった」と話した。 同団体は2021年に発足し、全国各地で清掃活動や勉強会などを開催。長年ごみが放置されている潜水禁止区域で活動するため、今年6月から同プロジェクトを開始した。地元のプロダイバーに継続的に参加してもらうため、参加者には謝礼金を払っている。 白井代表は「自分たちではなく、各自治体が主体となって海中清掃を運営できるようになることが目標。そのモデルケースを構築していきたい」と展望を語った。
静岡新聞社