J2秋田 新スタジアム整備協議会を開催も…Jリーグから「逆に後退しているのではないか」
J2秋田を運営する株式会社ブラウブリッツ秋田は24日にクラブ、秋田県、秋田市による令和6年度第1回新スタジアム整備協議会を秋田市内で開催した。 24年2月に秋田市外旭川地区まちづくり事業の一環として検討していた新スタジアムの整備計画から進展はない模様だ。5月14日にはクラブ、県、市が同席したJリーグクラブライセンス事務局のヒアリングを受けていたが、Jリーグ側から「進展しているとは捉えられない。逆に後退しているのではないか」と、計画全体の指摘をされていたことを岩瀬浩介社長が明かした。 23年にもJ1及びJ2クラブライセンスが不交付の可能性もあったが、県と市が26年度に新スタジアムの着工に向けて取り組むことを表明し、J1クラブライセンスが交付された。しかし、今年に入ってから建設候補地の地盤軟弱問題が発生するなど、現在の着工予定は大幅に遅れた30年6月以降。1年たっても現状は何一つ変わらず、岩瀬社長は「Jリーグの言葉をお借りすれば『土壌の問題や市場の改修問題は分かっていたことですよね。もう少しその辺を協議できなかったんでしょうか?』という指摘もあった」と話す。 今年度も6月末にJリーグクラブライセンスの申請がある。そこまでに実現性の高い計画を進めて申請しなければ、ライセンス不交付の可能性も大いにある。「申請後も随時出せる書類や誠意的な部分を含めて示していきたい」と岩瀬社長。6月に再度協議し、可能性を広げていく。
報知新聞社