【別府競輪(ナイター)GⅢ大阪・関西万博協賛】阿部将大 特別インタビュー/地元で無双状態 「期待に応えて勝ち切りたい」/11日開幕
――前回の青森記念は病み上がりで、万全の準備とはいえなかったのでは。 「治ったと思って少し練習したら、また病状がひどくなって。そんな中で自転車のポジションを動かしたので、ますますおかしくなったんだと思います。それでも、やれそうかなと思って行くことにしました」 ――青森は初めての競輪場でした。 「あまり飛行機が好きじゃないので、青森まで全部新幹線で行ってみたんですよ。行きも帰りも鉄道で10時間かかりました。帰って整体に行ったら『移動疲れですね』と言われました。次からは別の方法も考えます」 ――競走での体調はどうでしたか。 「力が出なかったですね。初日は周回からきつかった。どっちみち調子が悪いなら先行しようと思って行ったけど、前を叩けなかった。日に日に体が動くようにはなったけど、あの調子で新山響平さんに勝てるはずがないですね」 ――青森から帰ってきての練習の感触はどうですか。 「以前のポジションに全部戻してみたら、結構いい感じです。青森は体調もあるとは思いますが、セッティングの面も影響したと思います」 ――それなら今回のGⅢは大丈夫ですよね。 「地元戦は気持ちの面が違いますし、大丈夫です。6月の函館GⅢでは、すごく応援してくれていた母方の祖父が前検日に亡くなって、それで気持ちが入りました。人気になるレースばかりでしたが、重圧に負けずに走り切れました」
――今回もプレッシャーはかかりますね。 「前回以上に、多くの方から『期待している』『優勝してくれ』と言われます。期待に応えたいです」 ――最後に今大会への意気込みを。 「7月の別府記念ではラインの力で優勝させてもらった。今回は決勝に九州勢が多く勝ち上がれるように、自分が引き連れていきたい。そして自分の力で勝ち切りたいです」