“韓国屈指の人気女優”パク・シネのイメージをぶち破る強烈ダークヒロイン誕生「ぶっ飛んでてクセになる」<悪魔なカノジョは裁判官>
韓国の国民的な人気女優パク・シネが主演を務める韓国ドラマ最新作「悪魔なカノジョは裁判官」の第1、2話が9月21日に配信された。シネが演じているのは、血も涙もない“悪魔”が憑依した裁判官カン・ビンナ。シネのキャンディーのように甘いルックスはそのままに、悪口雑言の限りを尽くし犯罪者に強烈なお仕置きをするダークヒロインぶりに、視聴者から驚きと歓迎の声が上がった。(以下、ネタバレがあります) 【写真】キュートなパク・シネ、全身ショット! ■悪魔カン・ビンナが犯罪者を地獄に引きずりこむ 「悪魔なカノジョは裁判官」は、悪魔が憑依した裁判官・ビンナと人間味あふれる熱血刑事ハン・ダオン(キム・ジェヨン)が繰り広げるコミカル・ファンタジー・アクション。 10人の犯罪者を地獄に引きずり戻す使命を課され、地獄からやって来た悪魔ビンナ。彼女は、裁判官の地位を利用して犯罪者にわざと軽い判決を下し、犯罪者が日常生活に戻ったのちに殺して地獄に引きずりこむという、とんでもなく“悪魔的”な考えで犯罪者を裁いていた。だがダオンと出会い、血も涙もなかったビンナに少しずつ変化が現れる――。 第1、2話ではビンナとダオンの出会いに加え、恋人にDVを繰り返す男を巡る“悪魔裁判”のてん末が描かれた。 ■「食事できないなら、そのまま飢えればいい」 1話冒頭で何者かに殺され、その後、手違いで殺人地獄へと迷い込んでしまった人間ビンナ。冷酷非道な悪魔・ユースティティア(オ・ナラ)はそんなビンナに乗り移り、人間界へとやってきた。抜群のスタイルをタイトなシャネルスーツで包み、メイクもばっちり。外見がビンナであることを利用し、何食わぬ顔で法廷に姿を現すのだが、悪魔的な性格は隠しようがない。 その日法廷では、暴行犯が起こした裁判が行われていた。警察官に身柄確保される際に右手をけがさせられ食事もできない、という訴えに対し、炭酸飲料を飲み干して「食事できないなら、そのまま飢えればいい」と暴言を吐くビンナ。法廷を出てからも、裁判所を見学に来ていた子どもたちにニコニコ笑顔で「この世界に正義はないの。はい、一緒に!正義は、死んだ♪正義は、必要ない♪」と復唱させたりと、無茶苦茶な言動で周囲を振り回す。 ■DV男に“同じ痛み”を味わわせる…強烈な悪魔裁判、始まる シネ演じる美しくも強烈なダークヒロイン・ビンナが鮮烈に登場した第1週。視聴者からは早速、「パク・シネちゃんのビジュ最高!」「美しすぎる…」「ファッションもメイクもかわいいし、スタイルもめっちゃいい」「強気でかわいいビンナ。キャラぶっ飛んでてクセになる」「優しさのカケラもない悪魔シネちゃん好き!」「陽気なサイコでスカッとできる作品」と歓迎の声が上がった。 これまでは明るくけなげなヒロイン役のイメージが強かったシネだが、今回演じているのはガラリとイメージを変えた“血も涙もない悪魔”。罪人に、「目には目を」とばかりに自身が犯した罪と同じ痛みを味わわせるのがビンナのスタイルで、2話ではビンナ自身がDV彼女に変身。DV男に同じ痛みを味わわせる強烈なクライマックスも用意され、「イメージを覆すダークヒロインいいね!」「パク・シネさんこんな役もできるんだ。演技うまいなぁ」の声も上がった。 ■「被害者と家族をフォローしなければ」という思い 極悪非道な罪を犯した罪人に同じ痛みを味わわせる、という衝撃のダークヒロインが大暴れする今作。着想のきっかけは、脚本家チョ・イスが凶悪事件の記事に「悪魔でも泣く判決」というコメントがついているのを見たことだったという。 一見、強烈に皮肉の効いたブラックコメディーだが、その根底には、犯罪被害者に寄り添う制作陣の思いがある。ドラマの配信開始に先駆けて行われた制作発表会見では、パク・ジンピョ監督が「“人間であることを諦めた殺人者に教化の機会を与える前に、命を奪われた被害者と家族たちをまずフォローしなければいけない”という思いを常に念頭に置いて、ドラマを作りました」と、企画意図を説明。 「地獄というファンタジー世界を描いていますが、ドラマの中で起こる事件や被害者、加害者、判決…そのどれもが実際に存在している“地に足のついた”作品です。ハンムラビ法のような“目には目を”の精神も存在します。善悪が共存する、痛快なファンタジーアクション劇だと思っていただければと思います。ドラマを見ながら、カタルシスを感じてください」と作品に込めた思いを語った。 犯罪被害者への真摯(しんし)な思いから生まれた強烈なダークヒロイン・ビンナ。彼女の痛快かつナンセンスな“裁き”に加え、今後はビンナの恋も描かれていく。血も涙もないビンナがどう変わっていくのか気になるところだ。 「悪魔なカノジョは裁判官」は、ディズニープラスのスターにて毎週金・土曜に1話ずつ配信中(全14話) ◆文=ザテレビジョンドラマ部