<勝利へ・2021センバツ鳥取城北>「練習場での成果 発揮を」 誘致の会会長がエール /鳥取
第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)に出場する鳥取城北の野球部専用グラウンドは、鳥取市国府町三代寺の山中に2015年完成した。14年に誘致を決めた、地域でつくる「笑道(わらんどう)山開発検討委員会」で会長を務めた森正宏さん(76)は「今回こそ甲子園で勝利を」と期待する。 三代寺地区の隣の法花寺地区に住む森さんは、法花寺自治会長の今井康之さん(68)と共にこけら落としの試合に招かれて以来、応援を続けてきた。道路の掃除などの際に選手たちとよく会い、「いつも練習を頑張っていて礼儀正しくあいさつしてくれる」とますますファンになった。 チームは今、センバツ初勝利を目指して猛練習中だ。森さんは「今年は鳥取市出身の畑中未来翔(みくと)主将を軸に打力がある」と頼もしそう。今井さんも「初戦さえ突破できれば精神的に落ち着き、勢いに乗って上位を狙える。最高の環境で練習した成果を存分に発揮してほしい」とエールを送っている。【野原寛史】