阪神・小幡がタイムリー&美技 前夜バント2度失敗…一夜で取り返した
(セ・リーグ、広島7-5阪神、13回戦、6勝6敗1分、4日、マツダ)悔しい逆転負けを喫した一戦で、小幡が走攻守の三拍子そろった活躍をみせた。 【写真】広島・坂倉将吾の遊ゴロを好捕する阪神・小幡竜平 「打てる球を(打ちに)いこうと思って、結果的にヒットで打点もついた。そこは良かったかなと思います」 1点を先制された直後の二回、1死二、三塁で最初の打席へ。アドゥワの初球を振り抜き、打球はふらふらと上がって左翼手の前へポトリ。サヨナラ安打を放った6月21日のDeNA戦(甲子園)以来となる打点で同点に追いつくと、続く村上の打席で今季初盗塁も決めて、近本の犠飛で3点目のホームを踏んだ。 守っては3―2の五回1死二、三塁。坂倉の中前に抜けそうな打球に飛びついて好捕し、すぐさま一塁へ送球。一度はセーフの判定もリプレー検証でアウトに覆った。同点こそ許したが、さらなるピンチを防ぐプレーで村上を助けた。前日3日は2度の犠打失敗があったが、1日でミスを取り返した。 「また明日から全員で頑張っていきたいと思います」 木浪の死球骨折以降、遊撃で出場を続ける若虎の奮闘が、チームに活力を与えている。(邨田直人)