ロマンス詐欺3100万円被害 小松の30代女性、SNS投資
小松署は23日、小松市の30代女性が交流サイト(SNS)を利用したロマンス詐欺で現金約3100万円を、同市の50代男性が特殊詐欺(架空料金請求)で現金約500万円をそれぞれだまし取られたと発表した。 署によると、30代女性は3月29日、メッセージアプリで知り合った男性名のアカウントとやりとりを開始。「国際ゴールドに投資すれば収益が得られる」などと勧められ、4月23日~7月12日の間、計10回にわたり指定の口座に現金約3100万円を振り込んだ。出金しようとした際に多額の手数料を払う必要があると要求され、署に相談した。 ●架空請求500万円被害、50代男性 50代男性は5月24日、携帯電話に料金未納に関するメールが届き、記載の番号に電話したところ、通信事業関連会社などとかたる男から「有料サイトの未納料金がある。携帯電話からウイルスが拡散され被害が発生している。解決金を振り込めばこちらで対応する」などと言われた。これを受け5月27日~6月6日の間、計52回にわたって指定された口座に現金計約500万円を振り込んだ。 ●上半期6件7800万円、県内ロマンス詐欺 石川県警によると、県内で今年上半期(1~6月)に認知したSNS型ロマンス詐欺の被害件数は6件(前年同期比3件増)で、被害額は約7800万円(同約1600万円増)だった。SNS型投資詐欺の被害は24件約3億4900万円で、昨年1年間の11件約7300万円を大きく上回っている。